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平成27年度以前入学者 | ゼミナール1 | ||||
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教員名 | 中村 英代 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 社会病理とジェンダー |
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授業のねらい・到達目標 | 社会病理(人々のさまざまな生きづらさ)やジェンダー(社会的・文化的な性のありよう)に関連する社会現象のなかから、自分の問題関心をひとつ選び、卒業論文に向けて問題意識を明確にしていきます。このゼミナールでは、社会病理やジェンダーについての理解と知識を深めつつ、資料収集の方法、文献読解、調査の方法、論文の書き方、報告・議論の仕方など、卒業研究を進めていくための力とともに、社会に出てからも必要とされるさまざまなスキルを学んでいきます。 また、本授業では、調査計画の立案、調査の実施、調査結果の考察、報告書の作成までの調査の全過程を行うことで、社会調査法、特に質的調査法を習得します。なお、社会調査士コースの受講生は、現代社会における「社会問題/社会病理」をテーマに質的調査を行います。 |
授業の方法 | ゼミ形式 それぞれの関心に即した報告(文献報告および調査報告)を繰り返していきます。 社会調査士コースの受講生はシラバスのスケジュールに即して1年間で調査報告書をまとめます。質的調査のため、調査の進捗状況に合わせて、スケジュールは前後する可能性があります。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本ゼミナールでは、文献を緻密に読み、よく考え、自分の問いたい問を見出し、自分の文章を丁寧に推敲していくといった基本をマスターしていきたいと思っています。地味で地道な作業のなかで、私たちは多くのことを身につけていけるはずです。意見が違う他者との、相互批判ではない生産的なコミュニケーションの仕方も、ゼミで学びあっていきたいテーマです。 |
授業計画 | |
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1 | 前期ガイダンス:前期ゼミナールの目的、前期報告スケジュールの決定など |
2 | 質的調査の基本を習得する①:質的調査の種類を学ぶ |
3 | 質的調査の基本を習得する②:インタビュー法と参与観察を学ぶ |
4 | 質的調査の進め方①:質的調査の実施の流れを把握する |
5 | 質的調査の進め方②:質的調査の具体的な実施方法を理解する |
6 | 調査計画の作成①:問の設定 |
7 | 調査計画の作成②:調査対象者の確定 |
8 | 調査計画の作成③:調査項目の選定 |
9 | 調査計画の作成④:調査対象に即した調査方法の検討 |
10 | 調査倫理を理解する:調査依頼書の作成 |
11 | 調査計画の見直し①:問い、仮説、調査項目の再検討 |
12 | 調査計画の見直し②:調査対象者の確定とアポイントメント |
13 | フィールドエントリー・アポイントメントの進捗状況などの確認① |
14 | フィールドエントリー・アポイントメントの進捗状況などの確認② |
15 | 調査実施に向けての最終確認 |
16 | インタビュー・データのトランスクリプトの報告① |
17 | インタビュー・データのトランスクリプトの報告② |
18 | インタビュー・データのトランスクリプトの報告③ |
19 | インタビュー・データのトランスクリプトの報告④ |
20 | インタビュー・データのエンディング① |
21 | インタビュー・データのエンディング② |
22 | 報告書の書き方、エスノグラフィーの書き方を理解する |
23 | インタビュー・データの分析① |
24 | インタビュー・データの分析② |
25 | インタビュー・データの分析③ |
26 | インタビュー・データの分析④ |
27 | 理論的考察結果の検討 |
28 | 報告書の発表と検討① |
29 | 報告書の発表と検討② |
30 | 報告書の最終チェック |
その他 | |
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参考書 | 教科書は使いません。講義内で、適宜、書籍や論文を紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) |
オフィスアワー | ゼミナールの前後、金曜日のお昼休み |