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クリティカル・シンキング1

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科目名
平成28年度以降入学者
クリティカル・シンキング1
科目名
平成27年度以前入学者
クリティカル・シンキング1
教員名 丹治 信春
単位数    1 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 論理的思考力の訓練
授業のねらい・到達目標 「クリティカル・シンキング(批判的思考)」とは、ものごとを「考える」とき(とりわけ、この授業で重視する「推論」を行なうとき)、論理的に正しく考えられているかどうかを吟味することです。哲学に限らず、あらゆる学問において、また生活のあらゆる場面において、論理的思考力は重要であり、この授業では、その力と批判的態度の獲得を目指します。
授業の方法 下記のテキストを使って、できるだけ「学生参加型」の授業にしたいと思っています。但し、テキストには、私には賛成できないところもあり(完全に満足のゆくテキストはありません)、テキストに対しても「批判的」に考えることになります。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回、テキストの先の部分を予習してきてください。ときどき、課題レポートの提出を求めることがあります。「練習問題」は必ず自分で考え、答えを出してから巻末の「練習問題解答例」(以下「解答」を略記する)と照合してください。なるべく早い時期に、「配布資料」を配るので、毎回、テキストと一緒に持ってきてください。なお、以下の各回ごとの内容と準備事項は、あくまでも「目安」であって、よい質問などが出れば、それをめぐる議論に時間を使うので、ずれてくることが十分にありえます。必ず授業の中での指示に従ってください。
授業計画
1 イントロダクション(「まえおき」の話だけなので、特に準備は必要ない。)
2 論証とは何か 論証の「構造図」(「配布資料1」を読んでおくこと。)
3 「論証表示語」(テキスト、2ページの最後の例文の構造図を考えると共に、8ページくらいまでを読んでおくこと。)
4 論証と、論証を含まない文章(テキスト14ページくらいまでを読んでおくこと。)
5 「独立」の理由と「組み合わせ」の理由(テキスト19ページまでを読んでおくこと。「練習問題1」の中の、論証である文章について、「構造図」を書いて、レポートとして提出。次回でも可。)
6 ①適切な理由とは ②「仮定」を定義する(「練習問題2」をよく読み、自分が提示できる主張とその理由を、考えておくこと。)
7 「練習問題1」レポート返却・解説(今回は、レポート課題の解説だけなので、特に準備は必要ない。)
8 3種類の「仮定」(テキスト37ページくらいまでを読んでおくこと。「練習問題4」の1~9の文章の「構造図」を書いて、レポートとして提出。次回でも可。)
9 推論の「評価」とは(前回扱った、タバコの広告に関する例文(33ページ)についての、テキストの解説(34~35ページ)の誤りを考えてくること。テキスト第2章の、53ページくらいまでを読んでおくこと。)
10 「練習問題4」レポート返却・解説(「練習問題7」のすべての文章の中で、「解答」に挙げられていない「仮定」を全部で三つ見つけた上で、それらと、「解答」に挙げられているすべての「仮定」を組み込んだ「構造図」を書いて、レポートとして提出。次回でも可。)
11 推論を、ステップごとに評価する(テキスト58ページくらいまでを読んでおくこと。)
12 「練習問題7」レポート返却・解説前半(1~5)(今回はレポート課題の解説だけなので、特に準備は必要ない。)
13 「練習問題7」レポート解説後半(6~10)(今回はレポート課題の解説だけなので、特に準備は必要ない。)
14 スキルアップの確認(3クラス合同で達成成果の確認を行なうので、これまでやってきたことの復習をしておくこと。)
15 補足とまとめ(前回の確認結果を返却し、解説を行なうので、特に準備は必要ない。)
その他
教科書 アン・トムソン 『論理のスキルアップ:実践クリティカル・リーズニング入門(第7刷以降)』 春秋社 2008年
この教科書については、誤りに気が付いたたびに、出版社と翻訳者に知らせ、刷を重ねるごとに修正されているので、必ず「第7刷」以降のものを手に入れてください。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、平常点(30%)
「平常点」には、出席状況、レポート提出状況、クラスへの貢献などが含まれます。
授業は3クラスの分かれて行ないますが、学期末試験は合同でやります。
オフィスアワー 火曜日 13:30-14:30
備考 「記号論理」を平行して履修すると、理解の助けになるでしょう。

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