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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
地域研究1 | ||||
教員名 | 五味 知子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 日本統治期台湾の歴史・文化・文学 |
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授業のねらい・到達目標 | 日清戦争の結果、日本の植民地となった台湾は、近代日本の生成に大きく関わったきた。 にもかかわらず、学校教育の場でそのことを学ぶ機会はほとんどないのが現状である。 日本統治期の台湾を歴史、文化、文学の各方面から探ることで、台湾理解を深めてもらうことを目標とする。 日本の台湾領有から戦後初期までの約50年間の台湾を、さまざまな歴史資料や文学作品、さらに映像を通じて理解できるようになる。 |
授業の方法 | 講義形式。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 台湾に関する書籍一冊(授業時に紹介する書籍のうちから一冊を選択)を読了してもらい、中間レポートを提出してもらう。 |
授業計画 | |
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1 | 台湾理解のための基礎知識 |
2 | 台湾人の武力抵抗、原住民族による「霧社事件」 |
3 | 台湾社会運動から台湾新文学運動への軌跡 |
4 | 新聞雑誌や出版物の流通と、それを阻む台湾総督府の検閲制度 |
5 | 日本の内地作家の見た台湾(1) 佐藤春夫の原住民族理解 |
6 | 日本の内地作家の見た台湾(2) 佐藤春夫の台湾人理解 |
7 | 日本の内地作家の見た台湾(3) 佐藤春夫の台湾総督府批判 |
8 | 台湾人作家の文学活動(1) 楊逵「新聞配達夫」前篇の分析 |
9 | 台湾人作家の文学活動(2) 楊逵「新聞配達夫」後篇の分析 |
10 | 台湾人作家の文学活動(3) 頼和「豊作」に見る台湾農民 |
11 | 戦時体制下の台湾 |
12 | 皇民化政策に利用された国策映画「サヨンの鐘」 |
13 | 戦後初期の台湾-日本人の台湾引揚と留用 |
14 | 課題学習 |
15 | 補足説明・総括 |
その他 | |
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教科書 | 特に指定しない。必要な教材や資料は授業時に配布する。 |
参考書 | 河原功 『台湾新文学運動の展開』 研文出版 1997年 河原功 『翻弄された台湾文学』 研文出版 2009年 山口守ほか 『講座台湾文学』 国書刊行会 2003年 その他、必要に応じて授業時に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(15%)、レポート(70%)、授業参画度(15%) 欠席が3分の1を超えた場合には成績評価をしない(成績評価は「E」)。 なお出欠確認は、毎時間実施する。 |
オフィスアワー | 授業終了後に、教室にて15分程度。 |
備考 | ほぼ毎時間、教材や資料を配布する。 映像を見る場合には、感想文を提出してもらう。 |