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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
地域研究3 | ||||
教員名 | 青木 一能 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 現代アフリカへの接近-その歴史・政治・経済・社会の変容と特徴 |
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授業のねらい・到達目標 | 人類発祥の地といわれるアフリカだが、奴隷貿易に始まる500年の受難の歴史を通じてアフリカは苦難の道を歩んできた。その歴史的過程を政治・経済・社会の特徴について包括的アプローチを行う。 また日本にとって最も遠い大陸・アフリカだが、近年,アフリカにおいて日本が果たす役割は極めて大きくなっている。その点の認識は日本社会全般で欠落しているが、実際の重要度は高いことを理解して欲しい。そこで、本講座ではアフリカを概観し、植民地時代の列強による支配の構造、独立後の政治・経済・社会の展開などに言及した後、日本とアフリカの今日的関係について講義する。目標はアフリカの歴史過程とそこで培われた特徴を把握し、併せて日本の果たす役割ついて客観的認識を高めることとする。 |
授業の方法 | パワーポイントを利用しつつ講義を中心に行うが、可能な限り、アフリカの実情を視覚的に捉えるために、最近のアフリカの活きた写真や英国BBCの取材ビデオなどを用いて分かり易く説明することを心がける。また、受講生は時に必要な情報に関して各自収集することが求められる。原則的に毎回の出席調査はしないが、時に応じて成績評価に加算されるミニ・テストあるいはレポートを提出することがあるので注意して欲しい。 |
履修条件 | 私語や居眠りなど厳禁。授業内に周囲の受講生に支障ある行為は厳に慎むこと。なお聴講意欲のない人は最初から履修をしないで欲しい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 日本では情報量や情勢展開に関する解説度が低い地域だけに、講義前・後の関連情報の収集を可能な限り各自で行う努力をして欲しい。とくに、教科書に指定した文献の講義前・後の熟読は欠かせない。 |
授業計画 | |
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1 | アフリカと現代の国際社会-資源と市場の重要性と深刻化する社会的病理の矛盾 |
2 | 世界最高の経済成長率の意味-「成長すれど、発展せず」の現実 |
3 | アフリカの過去:受難の歴史①シルクロード・大航海時代・黄金貿易と繋がる歴史の連鎖 |
4 | アフリカの過去:受難の歴史②-奴隷貿易とそれがもたらす災禍 |
5 | アフリカの過去:受難の歴史③植民地化の背景とその傷跡 |
6 | 新生アフリカ:①独立後のアフリカ-人工的国境線とモザイク型部族国家の宿命 |
7 | 新生アフリカ:②アフリカ型開発の特徴-輸入代替工業化路線と破綻 |
8 | 新生アフリカ:③紛争の多発性の背景と独裁制の台頭 |
9 | 新生アフリカ:④冷戦終結と構造調整策・民主化への潮流 |
10 | アフリカと日本:①ひ弱な歴史的関係 |
11 | アフリカと日本:②TICAD(東京アフリカ開発会議)の開始と意味 |
12 | アフリカのの現在・未来:①成長大陸への変貌と中国の突進 |
13 | 期末授業内試験 |
14 | アフリカの現在・未来:②21世紀アフリカの課題ーアフリカの社会的病理の解消を目指して |
15 | 講義を振り返っての総括 |
その他 | |
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教科書 | 青木 一能 『これがアフリカの全貌だ』 かんき出版 2011年 |
参考書 | 青木 一能 他 『21世紀中東・アフリカ世界』 芦書房 2006年 授業中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、平常点(20%)、レポート(20%) 最も評価において重視するのは試験の結果であるが、日ごろからの講義参加は不可欠であるし、時折行うであろう講義内ミニ・テストは必ず受けること。 |
オフィスアワー | 火曜日16:30以降、 木曜日11:00~12:00 |
備考 | 半期中に数回行われるミニ・テストは必ず受けてほしい。それが試験に対する受験資格になる。 |