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科目名 平成28年度入学者 |
歴史学1 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
歴史学1 | ||||
教員名 | 奥村 哲 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 日本支配下の東アジア社会の変容と戦後の体制。日本の侵略と支配は、東アジアの国家や地域に何をもたらしたのか? 台湾・朝鮮・「満州」・中国本土に対する日本の支配の過程と統治の実態を明らかにし、それが戦後冷戦下の情況(NIEs化・社会主義体制化など)とどう関わっているのかについて考える。また、欧米の場合と比較して、日本の植民地支配にはどのような特徴があったのかも検討し、その上で各地域の対日感情の違いの要因なども考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | 「歴史問題」は、単なる過去(戦前)の事実の問題だけではなく、戦後から現在に至るまでの、日本を含めたそれぞれの国・地域の歴史が相互に密接に絡んでおり、それが強く反映した問題だということを理解する。それはたとえば韓国と台湾の一般の対日感情を比較するだけでも、かなり明白になる。そしてそのことは、世界の中で現在の日本を理解し、我々自身を理解することにもつながると思う。 |
授業の方法 | 講義。レジュメや資料のプリントを配布し、それに基づいて講義を行なう。時間が許せば、一部、対話形式を用いたい。また、授業の最後に小レポートをかいてもらうこともある。 |
履修条件 | 可能な限り授業には出席すること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前にプリントを配布するので、それ以前の復習とともに、当日の予定部分を確認しておくこと。関連する事項について、事前に調べてくるのが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス。(以下は、現段階の予定であり、変更もあり得る) |
2 | 一 東アジアにおける「伝統」社会から近代への移行。1. 「伝統」社会。2. 近代への移行。 |
3 | 二 日本の植民地支配。1. 日清戦争と日露戦争。 |
4 | 二 日本の植民地支配。2.植民地台湾 。 |
5 | 二 日本の植民地支配。3. 植民地朝鮮。 |
6 | 三 日本の中国侵略。1. 中国の近代化と日本。2. 「満洲国」。3. 日中戦争とアジア・太平洋戦争 |
7 | 四 冷戦下の東アジア。1. 戦後初期の東アジア国際環境。2. 占領・「惨勝」・「光復」・「解放」 |
8 | 四 冷戦下の東アジア。3. 朝鮮戦争と冷戦体制の確立。 |
9 | 四 冷戦下の東アジア。4. ベトナム戦争と各国の変容 |
10 | 四 冷戦下の東アジア。5. 緊張緩和への動き。6. 冷戦の解体とその後 |
11 | 五 植民地支配と冷戦。 1. 日本の植民地支配の特質。 |
12 | 五 植民地支配と冷戦。2.日本の支配と経済発展・「アジアの解放」。3. 朝鮮と台湾。 |
13 | 五 植民地支配と冷戦。4. 冷戦の論理。 おわりに |
14 | 理解の確認(試験) |
15 | まとめと展望 |
その他 | |
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参考書 | 奥村哲 『中国の現代史ーー戦争と社会主義』 青木書店 1999年 朝鮮史研究会編 『朝鮮の歴史 新版』 三省堂 1995年 国立編訳館主編、蔡易達・永山英樹訳 『台湾を知る』 雄山閣 2000年 若林正丈 『台湾』 筑摩書房(ちくま新書) 2001年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、平常点(40%) 試験は、「……について論ぜよ」という形の論述形式。細かい事実よりも、大きな流れの理解度を問う。授業時に配布した史料や、手書きノートの持込可。 平常点には、受業態度や授業後の小レポートも含む。 欠席が授業日数の3分の1を超えた場合は、成績評価から除外する。 |
オフィスアワー | 授業後に行なう。 |