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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
倫理学特殊講義2 | ||||
教員名 | 土屋 睦廣 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ローマ時代の倫理思想 |
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授業のねらい・到達目標 | ローマ帝国によって作り出された地中海世界は、多種多様な民族によって構成される広大な地域を包括したという点で、全地球を覆う現代世界と多くの構造的類似性をもっている。その意味で、古代ローマの歴史と思想は、現代世界におけるさまざまな問題を考えるために絶好の思考実験の場である。近年その独自の意義が評価されつつある古代ローマの倫理思想を学ぶことで、西洋倫理思想の根幹を理解するとともに、西洋の歴史と文化への理解を深めることができる。 |
授業の方法 | 下記の授業計画に挙げたテーマを中心に、歴史的・社会的背景を交えて講義する。毎回、授業の終わりに、コメントカードに授業内容についての疑問点、意見、感想等を書いて提出してもらう。受講者が少人数の場合には、コメントカードの代わりに、口頭での質疑応答を取り入れることもある。積極的に授業に参加することを期待する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業で紹介した翻訳書・参考書等を用いて、各自の関心に応じて、できるだけ予習・復習に努めること。 |
授業計画 | |
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1 | 序論 講義の目的と概要、資料の問題と文献の紹介 |
2 |
ローマ帝国への道 ローマの誕生と発展、帝国の支配 [準備]帝政に至るまでのローマの歴史について参考書等で予習してくること。 |
3 |
キケロ ギリシア哲学の受容、弁論術の伝統 [準備]キケロの生涯と思想について参考書等で予習してくること。 |
4 |
セネカ(1) 生涯と著作 [準備]セネカの生涯と著作について参考書等で予習してくること。 |
5 |
セネカ(2) 倫理思想 [準備]セネカの倫理思想について参考書等で予習してくること。 |
6 |
エピクテトス 権能の内にあるものとないもの、精神の自由 [準備]エピクテトスの生涯と思想について参考書等で予習してくること。 |
7 |
マルクス・アウレリウス 『自省録』、生きられたストア主義 [準備]『自省録』について参考書等で予習してくること。 |
8 |
1~2世紀の思想 プラトン哲学とアリストテレス哲学の復興 ヌメニオス、ガレノス [準備]1~2世紀の思想について参考書等で予習してくること。 |
9 |
古代末期のオカルティズム ヘルメス思想、錬金術、占星術、グノーシス主義 [準備]古代末期のオカルト思想について参考書等で予習してくること。 |
10 |
プロティノスと新プラトン主義 神秘主義哲学、存在の階層 [準備]新プラトン主義について参考書等で予習してくること。 |
11 |
新プラトン主義の展開 ポルピュリオス、イアンブリコス、プロクロス、シンプリコス [準備]後期新プラトン主義について参考書等で予習してくること。 |
12 |
ローマ帝国の衰退と変容 軍人皇帝時代、専制君主制、キリスト教化、西ローマ帝国の滅亡 [準備]3世紀以降のローマ帝国について参考書等で予習してくること。 |
13 |
ボエティウス 古代の学問の継承、『哲学の慰め』 [準備]『哲学の慰め』について参考書等で予習してくること。 |
14 | 課題学習 |
15 | まとめと古代哲学その後のゆくえ ギリシア・ローマ哲学の継承と西欧への還流 |
その他 | |
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教科書 | なし。毎回プリントを配布する。 |
参考書 | 授業で詳しく紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(80%) 学期末に提出するレポートの評点(80%)に、出席状況、授業態度、コメントカード等の平常点(20%)を加味する。出席が3分の2に満たない者は評価の対象としない。 |
オフィスアワー | 授業終了後。 |