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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
法心理学 | ||||
教員名 | 厳島 行雄 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 目撃証言の心理学を中心に,法的問題の理解と解決についての心理学的アプローチを学ぶ。具体的には目撃証言の正確さに関わる要因を中心に学習するが、正確な情報を引き出すインタビューの方法、裁判員の意思決過程等のテーマについても考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | 目撃証言と法、裁判における意思決定、感情をめぐる心理学について講義を行う。裁判は人間のあらゆる心理学的側面を反映する。その中でもとくに記憶の働きが重要な役割を演じている。本授業では、目撃証言の信用性を規定する諸要因、意思決定についての応用認知心理学の領域の研究成果を紹介し、人間の認知、とりわけ記憶が現実に直面しどのように歪むのか、実際の事件をも紹介しながら考察する。 |
授業の方法 | 講義形式での授業であるが、必要に応じて事件に関すするドキュメンタリーフィルムやビデオ等を鑑賞し、問題点を明確にする。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 認知心理学の基礎的な内容を理解しておくことによって理解がしやすくなる。しっかりと認知心理学を学んできて欲しい。授業では現実の事件での目撃証言の問題も扱う。心理学が社会とかかわる領域であり得ることを認識し,そういう目で社会現象を理解するように。 |
授業計画 | |
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1 | 司法の問題解決のための心理学「目撃証言の信用性」DVDによる問題の理解 |
2 | 司法の過程と心理学の関わり:捜査・逮捕・基礎・裁判 |
3 | 目撃供述の心理学的展開 |
4 | 目撃証言による誤起訴・誤判 |
5 | 目撃証言はなぜ誤るのか:その心理学的要因を探る1 |
6 | 目撃証言はなぜ誤るのか:その心理学的要因を探る2 |
7 | 目撃証言心理学の研究法1 調査と実験 |
8 | 目撃証言心理学の研究法2 影響する要因の分類 |
9 | 推定変数研究 |
10 | システム変数研究 |
11 | 認知面接法(取調べの心理学) |
12 | よりよい記憶想起のために |
13 | 現実問題解決のための提案 |
14 | 理解到達度チェック |
15 | 講義の全体的要点の整理 |
その他 | |
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教科書 | 厳島行雄・仲真紀子・原聰 『目撃証言の心理学』 北大路書房 2003年 |
参考書 | ロフタス&ケチャム 『目撃証言』 岩波書店 2000年 渡部保夫監修 『目撃証言の研究』 北大路書房 2001年 藤田政博 『法と心理学』 法律文化社 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業内テスト(20%) 基本は試験であるが、簡単な小テストを実施するので、それも評価対象である。 |
オフィスアワー | 授業時間にて伝える。 |