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科目名 平成28年度入学者 |
文学1 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
文学1 | ||||
教員名 | 向井 秀忠 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | イギリスの小説を用い、単に作品を鑑賞するだけでなく、背景的な知識を踏まえながら読み解くために必要な手法について学ぶ。また、各作品において扱われる問題について、イギリスの過去のものとは考えず、現代の日本に生きる自分たちの問題として考えるための視点を得ることを目標とする。 |
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授業のねらい・到達目標 | 講義の基本的姿勢としては、文学作品は作家個人によってだけ書かれたものではなく、彼らが生きた時代の影響を大きく受けていると考え、広く作品を理解していくことを目標とする。例えば、読書をする人の数が急速に増えるとか、出版の形式が変わるとか、人間に対する理解が変わるなど、大きく社会が変わるときには書かれる文学作品もそれに合わせて変わるが、それらの社会的変化と文学作品とをリンクさせながら、それぞれの作家や作品について考えていく。本講義は、作品の中で扱われている問題について、それが昔のイギリスのものにとどまらず、現在の日本で暮らす私たちのものでもあることを認識し、自分たちの問題として考えていくためのヒントとするためのものとしたい。 |
授業の方法 | 「イギリス小説に描かれる恋愛と結婚」をテーマに、近現代のイギリスの社会と文化について学ぶ。具体的には、19世紀の小説家ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』(1813年)とその現代版といえるヘレン・フィールディングの『ブリジッド・ジョーンズの日記』(1996年)を用い、イギリス社会において「恋愛」と「結婚」の感覚が時代とともにどのように変化していったのかを考察する。同時に、文学における「パロディ」の手法についても学ぶ。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前に指示された「キーワード」を中心に、文献や参考書などを必ず読んでおくこと。また、講義後は、授業時に指示された項目について各自で調べておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | はじめに:「ハリー・ポッター」を読む(小説の読み方) |
2 | イギリスの社会と文化入門 |
3 | ジェイン・オースティンの『プライドと偏見』を観る/読む(1)19世紀のイギリスにおける財産贈与と女性 |
4 | ジェイン・オースティンの『プライドと偏見』を観る/読む(2)19世紀のイギリスにおける恋愛と女性 |
5 | ジェイン・オースティンの『プライドと偏見』を観る/読む(3)19世紀のイギリスにおける結婚と女性 |
6 | ジェイン・オースティンの『プライドと偏見』を観る/読む(4)19世紀のイギリスにおける階級と女性 |
7 | ジェイン・オースティンの『プライドと偏見』を観る/読む(5)オースティンは19世紀の女性と社会をどのように描いたか |
8 | ヘレン・フィールディングの『ブリジッド・ジョーンズの日記』を観る/読む(1) |
9 | ヘレン・フィールディングの『ブリジッド・ジョーンズの日記』を観る/読む(2) |
10 | ヘレン・フィールディングの『ブリジッド・ジョーンズの日記』を観る/読む(3) |
11 | ヘレン・フィールディングの『ブリジッド・ジョーンズの日記』を観る/読む(4) |
12 | イギリス文学に描かれた「恋愛」と「結婚」(1)階級と女性 |
13 | イギリス文学に描かれた「恋愛」と「結婚」(2)階級と職業 |
14 | まとめと授業内テスト |
15 | ふりかえり |
その他 | |
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教科書 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | ジェイン・オースティン 『高慢と偏見 (ちくま文庫)』 筑摩書房 2003年 ヘレン・フィールディング 『ブリジッド・ジョンズの日記』 ヴィレッジ・ブックス 2001年 その他、必要に応じて紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、レポート(20%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) 平常点は「出席点」、レポートは作品についての小レポート(800字程度)、授業内テストは第14回目の授業時に行うまとめのテスト、授業参画度はレスポンシート。 |
オフィスアワー | 授業の前後の休み時間。 |
備考 | イギリス文学の話になりますが、あまり専門的なことは扱いません。外国の文学に興味のあれば履修は大丈夫です。ただ、扱った作品の原作を読んだ上で、どちらかについてのレポートを作成してもらいます。 |