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東洋史概説2

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科目名
平成28年度入学者
東洋史概説2
科目名
平成27年度以前入学者
東洋史概説2
教員名 高井 康行
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 朝鮮(韓)半島からみたアジアの交流史
授業のねらい・到達目標 日本においてアジアの交流を学ぶ場合、日本を中心にして考える場合が多い。これは日本をアジアの中に位置づける作業として一定の意義を持つが、それだけではアジアの交流の全体像を把握するのには不十分である。そこで、本講義では朝鮮(韓)半島に建国された高麗・朝鮮王朝という日本とは異なる視点から10世紀以降のアジアの交流を考えてみたい。これにより、隣国である韓国にたいする理解を深め、さらには現在に至るアジア諸国間の交流について複眼的な視点から説明できるようになることを目標としたい。
授業の方法 板書を中心とした講義形式でおこなう。資料等は必要に応じて配付する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習としてシラバスに掲載されている参考文献に目を通しておくこと、事後学習として授業中に紹介した参考文献に目を通し授業内容の復習し定着化させることを推奨します。
授業計画
1 ガイダンス
「韓国」「朝鮮」という国号の来歴 
[準備]参考文献(1)の関連個所を読んでおくこと。
2 新羅時代以前のアジア交流
[準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。
3 高麗と契丹
[準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。
4 高麗と女真・金
[準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。
5 高麗とモンゴル帝国
[準備]参考書(2)の関連個所を読んでおくこと。
6 高麗と日本
[準備]参考文献(3)の関連個所を読んでおくこと。
7 朝鮮王朝の建国をめぐる国際関係
[準備]参考文献(1)(4)の関連個所を読んでおくこと。
8 朝鮮燕行使
[準備]参考文献(4)の関連個所を読んでおくこと。
9 朝鮮王朝と女真・清
[準備]参考文献(1)(4)(5)の関連個所を読んでおくこと。
10 朝鮮王朝と日本1(倭寇)
[準備]参考文献(3)の関連個所を読んでおくこと。
11 朝鮮王朝と日本2(倭館と朝鮮通信使)
[準備]参考文献(4)(6)の関連個所を読んでおくこと。
12 朝鮮王朝と琉球・ベトナム
[準備]参考文献(4)(7)の関連個所を読んでおくこと。
13 大韓帝国をめぐるアジア外交
[準備]参考文献(1)の関連個所を読んでおくこと。
14 学習内容の整理
[準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。
15 総括と補足
[準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 (1)矢木毅 『韓国・朝鮮史の系譜:民族意識・領域意識の変遷をたどる (塙選書;111)』 塙書房 2012年 第1版
(2)森平雅彦 『モンゴル帝国の覇権と朝鮮半島 (世界史リブレット;99)』 山川出版社 2011年 第1版
(3)田中健夫 『倭寇:海の歴史 (講談社学術文庫;2093)』 講談社 2012年 第1版
(4)夫馬進 『朝鮮燕行使と朝鮮通信使』 名古屋大学出版会 2015年 第1版
(5)河内良弘 『明代女真史の研究 (東洋史研究叢刊;46)』 同朋舎出版 1992年 第1版
(6)田代和生 『新・倭館:鎖国時代の日本人町 (ゆまに学芸選書Ulula;2)』 ゆまに書房 2011年 第1版
(7)片倉穣 『朝鮮とベトナム日本と東アジア:ひと・もの・情報の接触・交流と対外観』 福村出版 2008年 第1版
他の参考書は授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、レポート(20%)、授業参画度(40%)
オフィスアワー 講師室
授業終了後20分間
e-mailでも受付可(随時)

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