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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
地理歴史科教育法II
教員名 大河内 隆
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 高校に於ける歴史教育と実践的授業について
授業のねらい・到達目標 高校歴史教育の現状を把握、歴史授業(世界史・日本史)の実践力を養い、将来有効に活用できるようにする。
授業の方法 授業ごとにテーマを設定、各自の見解(発表・レポートなど)を求める。積極的な授業参加を求める。
履修条件 高校地理歴史科教員を志望する3年生を中心とする。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 高校で学習した世界史・日本史教科書・図説・史料集等を精読、全体の流れを再度確認しておく。最近、注目された歴史上の話題などを有効に活用できるようにする。授業ごとにテーマを設定した学習になるから、次回のテーマについては予告するので、予め事前学習を行い、基礎的知識を得ておくこと。高校世界史・日本史教科書、図説、史料集、学習指導要領(地理・歴史)はそろえて置きたい。
授業計画
1 これからの授業計画・方針。中学・高校の歴史授業を評価する。歴史教科書の行間を読む。自分が考える理想的授業を考え、次回に反映させるようにする。
2 歴史授業の展開。1回目の評価データを中心として実践的授業を考える。次回に世界史・日本史の通史としての確認作業を行うので、重要な歴史的事象について予め確認しておくこと。
3 歴史という教科について。各自が追及した授業展開について検討する。次回のテーマである、戦後の歴史教育の変遷に関して、特に各自が注目する点を考えておくこと。
4 歴史教育の流れを辿る。高校学習指導要領(世界史・日本史)にみる社会科の変遷。現在の世界史必修とそのその影響についても触れたい。次回は現行学習指導要領(地理・歴史科)の検討に入るが、世界史・日本史に関する箇所を熟読して、要点を把握して置きたい。
5 現行高校学習指導要領(地理・歴史)について。世界史・日本史を中心として、検討を加えて行く。次回は教科書の検定・採択などから教育行政に関する検討を行うので、それに関する関係法規などについて、調べておきたい。関係法規名については指示する。
6 歴史教科書の検討。教科書がどのような経緯を辿って、使用されるのか。主として検定から採択の流れ、教育行政の在り方を考える。次回は年間学習指導計画の作成だが、世界史・日本史B教科書を読み、高校在学時、どこの時代まで学習したのかを把握しておく。
7 年間学習指導計画の作成。年間指導計画解説を配布して、指導計画表を作成する。次回は高校歴史教育の現場からの実践報告(日本史予定)となる、報告テーマについては予告するので、報告に備えての関係文献・史料などを検討して置くこと。
8 歴史授業の実践Ⅰ。高校歴史教員からの報告と検討(日本史)。問題点などの質疑応答。次回は学習指導案作成(日本史B予定)、作成する時代・テーマなどは指示するので、予め当該箇所の要点を把握し、まとめられるようにして置くこと。
9 学習指導案の作成Ⅰ。学習指導案(日本史B予定)の作成。事前学習でまとめられた知識を生かしながら、完成させる。次回は地理の授業実践報告なので、特に高校で地理を履修しなかった学生は予告されたテーマについて、対応できるように、質問事項なども考えて置きたい。
10 授業実践Ⅱ。高校地理教員からの報告と検討。問題点などの質疑応答。次回は学習指導案作成(世界史B予定)なので、8回目の予告同様、当該箇所の要点を把握、まとめ方を検討して置くこと。
11 学習指導案の作成Ⅱ。世界史Bの指導案の作成。次回は模擬授業。1回目授業で募った学生の模擬授業。テーマは予告するので、教科書、図説、史料集などで当該箇所について、各自が授業展開の組み立てを検討して置くこと。
12 模擬授業Ⅰ。世界史・日本史の模擬授業の展開について、参観しながら問題点などの検討を行う。次回も模擬授業なので、11回同様に予告されたテーマについて、検討して置くこと。
13 模擬授業Ⅱ。12回同様、世界史、日本史からの模擬授業。授業についての問題点などの検討を行う。次回は日本史B教科書(近代史、主として幕末、開国を予定)から各自の授業展開方法を求めるので、事前研究では当該箇所を50分でまとめられるように(板書・プリント用)検討して置くこと。
14 歴史教科書の活用と展開。実際に授業現場に立つことを前提にして、授業内容のまとめ、板書事項、プリントの作成などから検討して行く。次回は総括と来るべき教育実習に備えることがテーマになるので、各自が教育実習に関しての心構え、対応など気づいた点をまとめて置き、最終回に備える。
15 総括と教育実習に備える。これまでの総括と教育実習資料に基づいて、教育実習に臨む実践的know-howを検討する。
その他
教科書 なし。
参考書 使用する場合はその都度指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(80%)、授業参画度(20%)
平常点は授業中に課す発表・レポートなどを中心として評価する。課せられた提出物は必ず提出すること。
オフィスアワー 授業終了後の教室又は史学研究室。
備考 前期のみの少ない回数の授業なので、欠席することのないように。多い場合は評価の対象にならない場合がある。本授業は歴史授業(世界史、日本史)の実践が主体であるので注意すること。

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