地球化学特論I

科目名平成28年度入学者	地球化学特論I
科目名平成27年度以前入学者	地球化学特論I
教員名	兼岡　一郎
単位数	2	課程	前期課程	開講区分	文理学部
科目群	地球情報数理科学専攻
学期	前期	履修区分	選択必修

授業テーマ	化学的手法を用いて、グローバルな観点から地球に関しての理解を目指す。
授業のねらい・到達目標	化学的手法、特に元素・同位体などを用いて、地球(特に固体地球）で生じているさまざまな現象をいかに理解しようとしているか、その筋道、課題などについて検討する。
授業の方法	プリント、power pointなどによる図表を資料として利用。大きなテーマを設定して、講義・自由討論などを併用。質疑応答などを重視。
履修条件	なし
事前学修・事後学修，授業計画コメント	授業計画は大体の目安。授業の進行程度を勘案し、受講者との質疑による内容なども考慮して適宜対応する。授業終了時に次回の授業対象を予告し、必要なプリントなどを配布しておくので、それにきちんと目を通しておくこと。また前回の授業内容についてまとめておくこと。

授業計画
1	地球を理解するための地球化学的手法とは？
2	地球化学的手法ー元素（１）：元素の地球化学的分類　「復習」前回の授業内容のまとめ。
3	地球化学的手法ー元素（２）：元素の特性　「復習」前回の授業内容のまとめ。
4	地球化学的手法ー同位体（１）：安定同位体比とその特性　「復習」前回の授業内容のまとめ。
5	地球化学的手法ー同位体（２）：放射壊変性同位体を含んだ同位体比の特性　「復習」前回の授業内容のまとめ。
6	地球化学的手法ー年代（１）：長半減期の放射性同位体を用いた年代測定　「復習」前回の授業内容のまとめ。
7	地球化学的手法ー年代（２）：短半減期の放射性同位体を用いた年代測定、ほか　「復習」前回の授業内容のまとめ。
8	固体地球の進化（１）－初期地球　「復習」前回の授業内容のまとめ。
9	固体地球の進化（２）－地球深部（核・マントル）　「復習」前回の授業内容のまとめ。
10	固体地球の進化（３）－地球浅部（地殻など）　「復習」前回の授業内容のまとめ。
11	地球内部を探る（１）－元素分布　「復習」前回の授業内容のまとめ。
12	地球内部を探る（２）ーMORBs, OIBs等の同位体比　「復習」前回の授業内容のまとめ。
13	地球内部を探る（３）－地球内部の化学的構造モデル　「復習」前回の授業内容のまとめ。
14	自由討論：地球の進化・内部の化学的状態に関する諸問題　「復習」前回の授業内容のまとめ。
15	まとめ　「復習」これまでの授業全体の内容を対象。

その他
教科書	なし
参考書	兼岡一郎『年代測定概論』東京大学出版会２００８年第３版松尾禎士『地球化学』講談社１９８９年第１版松久幸敬、赤木　右『地球化学概説（地球化学講座１）』培風館２００５年第１版野津憲治『宇宙・地球化学（朝倉化学大系）』朝倉書店 2010年第1版
成績評価の方法及び基準	レポート(60%)、授業参画度(40%) 講義、セミナーなどを通じて対象課題についての質疑応答などによる授業への関与の仕方、まとめとしてのレポート作成などによる内容の理解度などを考慮して評価。
オフィスアワー	講師室。授業終了後、３０分間程度。