文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 国文学専攻 > 上代文学特殊講義3
日本大学ロゴ

上代文学特殊講義3

このページを印刷する

科目名
平成28年度入学者
上代文学特殊講義3
科目名
平成27年度以前入学者
上代文学特殊講義3
教員名 梶川 信行
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 注釈書を創る
授業のねらい・到達目標 言うまでもなく、文学研究の基本は丹念に本文を読むことである。そのもっとも基本的な方法として、注釈を行なうことがある。注釈は、読むための基本的な作業であり、同時に、どう読んだかという結論でもある。その過程で新たな発見があり、論文が生まれることも多い。「創る」としたのは、単に説明のための説明ではなく、その作業を創造的なものにしようと考えるからである。注釈という作業を通して、実践的な研究方法を身につけることを目的とする。
授業の方法 今年度は『万葉集』中の渡来系氏族の人たちに注目し、その歌々の注釈を作成したいと思う。研究史の中であまり注目されて来なかった渡来系の人たちに注目することによって、日本人の心の故郷としての『万葉集』ではなく、東アジアの中の文学として立ち上がった『万葉集』であることを確認したい。授業では一首一首、一語一語綿密に調べ、しっかり考え、注釈を作成して行くことを中心とする。
なお、受講生の人数に応じて、運営方法等に変更が必要となる。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教材はその都度用意する。
授業計画
1 ガイダンス
2 葛井連氏の人々1
3 葛井連氏の人々2
4 葛井連氏の人々3
5 葛井連氏の人々4
6 秦氏の人々1
7 秦氏の人々2
8 秦氏の人々3
9 田辺氏の人々1
10 田辺氏の人々2
11 吉田氏の人々1
12 吉田氏の人々2
13 調首氏の人々
14 史氏の人々
15 まとめ
その他
教科書 鶴久・森山隆 『萬葉集』 おうふう 1972年
必ずしも指定したテキストでなくてもよい。
原文のあるものを用意すること。
参考書 その都度、適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)
日常的な勉強の蓄積を重視する。
オフィスアワー 月・木・金

このページのトップ