＊＊＊＊＊＊

授業テーマ	ルカ福音書のイエスを考える
授業のねらい・到達目標	新約聖書『ルカ福音書』を読み、ルカの記すイエスの思想と実践とを探求し、ルカの執筆意図をさぐる。文書を時代背景に位置づけて理解する能力を育成することも目標である。なお、この講座は信仰の立場にたつものではない。聖書の成り立ちに関する近年の文献学の成果を出来うる限り活かし、新約聖書思想の一側面の理解にせまろうとするものである。
授業の方法	基礎的知識についての必要な講義を行うとともに、テキストを読み討論することを通して、目標の達成につとめる。
履修条件	なし
事前学修・事後学修，授業計画コメント	各授業前にとりあげる文書の個所を読んでおくこと。

授業計画
1	授業ガイダンス　[準備]シラバスのこのページに目を通し、授業の目標などにつき理解しておくこと。
2	原始キリスト教と新約聖書　[準備]事前に配布するプリントに目を通しておくこと。
3	『ルカ福音書』の序文　[準備]1章１−４節を読んでおくこと。
4	イエス誕生以前の物語　[準備]1章を読んでおくこと。
5	イエスの誕生物語　[準備]2章を読んでおくこと。
6	バプテスマのヨハネの物語　[準備]3章を読んでおくこと。
7	イエスの活動の開始　[準備]4章を読んでおくこと。
8	安息日をめぐる議論　[準備]5-6章を読んでおくこと。
9	平地の説教　[準備]6章を読んでおくこと。
10	罪の女の物語　[準備]7-8章を読んでおくこと。
11	富と所有の問題　[準備]16-18章を読んでおくこと。
12	エルサレムにおける活動と逮捕　[準備]19-22章を読んでおくこと。
13	復活物語　[準備]24章を読んでおくこと。
14	授業の主題、意義等の検討　[準備]これまでの授業内容を整理、検討し、レポート作成の準備をすること。
15	授業の総括　[準備]レポートを再検討しておくこと。

その他
教科書	新約聖書を用いる。詳細については初回授業にて指示する。
参考書	授業中に指示する
成績評価の方法及び基準	平常点(10%)、レポート(60%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー	哲学科小林研究室　月曜・火曜・木曜（時間は授業中に指示する）