＊＊＊＊＊

授業テーマ	社会病理／社会問題を理解するための基本概念と理論を学ぶ
授業のねらい・到達目標	・社会病理学、社会問題論の基本用語と理論を習得する・社会で起きている出来事や自分の身のまわりで起こる現象を社会学的に考え、読み解き、説明することができる
授業の方法	・授業は、指定テキストを用い、板書による説明と、番所の書き取りを中心とした講義形式で行います。・補足資料は、プリントで配布します。・社会現象への理解を深めるためにDVDも視聴します。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	≪事前学習≫ ・教材での学習：前回の講義の復習をしっかりしてくること。・生活のなかでの学習：講義で扱うトピックについての知識を、ニュース、新聞、書籍などで得ておくこと。 ≪事後学習≫ ・教材での学習：テキスト、講義中に配布した資料をよく復習し、理解を深めて下さい。また、講義内で紹介する書籍を積極的に読むことで、学びはかなり深まっていきます。・生活のなかでの学習：身近な出来事や社会現象を授業で学んだ知識を用いてとらえなおしてみて下さい。こうした作業を繰り返すことで、社会学的思考力を自分自身のものとして定着させていきます。

授業計画
1	ガイダンス＆イントロダクション：社会病理とは何か
2	逸脱と犯罪の社会学①：アノミー論
3	逸脱と犯罪の社会学②：逸脱行動論
4	生きづらさをめぐる臨床社会学：臨床社会学の理論と実践
5	社会問題／社会病理へのアプローチ①：質的調査の基礎
6	社会問題／社会病理へのアプローチ②：インタビュー調査の基礎
7	権力論①：犯罪と処遇
8	権力論②：権力はいたるところに
9	儀礼論：礼儀作法は身を守る？
10	自己論：変えられる自己と変えられない自己
11	医療の社会学：近代医療を再考する
12	構築主義と心理療法①：「問題志向」・「解決志向」・「解消志向」
13	構築主義と心理療法②：ナラティヴ・アプローチを理解する
14	到達度の確認
15	まとめ

その他
教科書	中村英代『社会学ドリル―この理不尽な世界の片隅で』新曜社 2016年テキストについてはガイダンスの際に説明するので、履修予定者は必ずガイダンスに出席して下さい。
参考書	松下武志・米川茂信・宝月誠編『社会病理学の基礎理論（社会病理学講座第１巻）』学文社 2004年講義内容に関連する書籍は、毎週必ず講義のなかで紹介していきますので、自己学習の指針として下さい、
成績評価の方法及び基準	試験(50%)、授業参画度(50%) 授業の最後に、毎回レスポンスカードを提出してもらいます。これによって授業への参加度を評価します。出欠は毎回取ります。出席が満たなかった受講生には単位が出ません。出席重視のクラスです。
オフィスアワー	講義のある日のお昼休み