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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
社会調査実習 | ||||
教員名 | 後藤 範章 | ||||
単位数 | 4 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 鉄道交通のもたらす社会・文化的効果に関する実証的研究 |
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授業のねらい・到達目標 | 「社会調査士コース」の3年次必修科目です。社会調査協会の「社会調査士」資格を取得するためには、社会調査の全プロセスを経験を通して学ぶ「社会調査実習科目」の履修が義務づけられています。この授業は、企画・設計から報告書の発行(結果の公表)までの調査の全プロセスを、1年間かけて一通り実習することを目的とします。 |
授業の方法 | 調査の作業プロセスを授業の進行に伴って進めます。仮説や分析枠組みの解説と議論から始まり、操作化、質問項目と選択肢の作成、レイアウトへの配慮などの調査票作成、それから宛名ラベルの作成、発送用・返信用封筒の作成、挨拶文、督促兼お礼状の作成、データ回収作業、エディティング、コーディング、データ入力とクリーニング作業、分析とレポート作成といった一連の過程を進めます。 |
履修条件 | 原則として、2年時にエントリーをして、履修を認められた学生。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本授業では、2005年につくばエクスプレスが開業してから11年が経過する埼玉県八潮市で、「交通インパクトの社会学的効果に関する第10次調査」を実施します。年度初めに標本調査の企画・設計案を説明し、議論を重ねて(必要な修正を加えて)確定し<4月中>、設計し(調査方法の決定、依頼状や調査票の作成など)<6月末までに>、予備調査と本調査の実施<7月末までに>、データのエディティング・コーディング・コンピュータへのインプット・クリーニング<9・10月>、タビュレーションと統計的検定及び分析<10・11月>、報告書の分担執筆<1月末までに>・編集<2月>、刊行と調査協力者への結果のフィードバック<3月までに>を一通りこなしていきます。授業時間外の活動も多いので、覚悟して臨んで下さい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 年間スケジュールと調査企画案の説明 |
3 | 調査企画案の確定/調査方法の決定(対象/配布回収方法) |
4 | 仮説構成と質問項目の決定(概念の操作的定義/変数/仮説) |
5 | 調査票の作成(ワーディング/選択肢/質問順/プリテスト) |
6 | 調査対象者の決定(サンプリング)と対象者原簿の作成 |
7 | 調査票と依頼状・催促状の加筆修正 |
8 | 調査対象者原簿確定/宛名印刷/調査票・依頼状・催促状の最終チェック |
9 | 宛先不明対象の穴埋め/調査依頼状と調査票の印刷(入稿) |
10 | 調査依頼状+調査票+謝品の発送作業 |
11 | 調査票回収のガイダンス/問合せ・拒否情報の共有化 |
12 | 調査票の回収状況の確認及び回収調査票の整理① |
13 | 調査票の回収状況の確認及び回収調査票の整理② |
14 | 課題学習(エディティングとコーディングの準備) |
15 | エディティング(調査票の点検/有効調査票の確定) |
16 | コーディング(符号化)① |
17 | コーディング(符号化)② |
18 | コンピュータへのデータ入力 |
19 | 集計とデータクリーニング、ロジカルチェック |
20 | クロス集計・仮説検証・統計的検定① |
21 | クロス集計・仮説検証・統計的検定② |
22 | エラボレーション・多変量解析 |
23 | 調査報告書の構成と執筆分担案の検討 |
24 | 執筆内容の具体化 |
25 | ドラフト(草稿)の報告 |
26 | 報告書第一次原稿の提出と検討① |
27 | 報告書第一次原稿の提出と検討② |
28 | 報告書最終原稿の提出 |
29 | 課題学習(報告書とお礼状の発送準備) |
30 | 報告書の刊行と発送と総括 |
その他 | |
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教科書 | 大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松洋編著 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(40%)、授業参画度(30%) レポートは、調査報告書に掲載できるものに仕上げていきます。1月上旬に第一次原稿を、1月末までに第二次原稿を提出してもらいます。一定水準に達していない場合は、加筆修正を施してもらった上で、全体を編集して印刷所に入稿し、3月末までに報告書を完成させ、関係者/機関に(調査対象者には簡易版の報告書を)送付します。また、次年度の調査実習の受講生に成果を報告し、しっかりバトンを次世代に引き継ぎます。ここまでを成績評価の対象とするので、最後まで責任と自覚を持って取り組んで下さい。 |
オフィスアワー | 毎週火曜日の午後6時以降、毎週木曜日の昼休み及び午後5時半以降。本館4階の後藤研究室。なお、可能な限り、メールで事前に予約を取るように心がけてください。メールアドレスは、第1回の授業時にお知らせします。 |
備考 | MLを組んで、メールでの連絡ややり取りを行います。調査票の作成を中心とする調査の設計から、現地調査、データ化と集計・分析、報告書の作成までの、全プロセスを明確な目的意識を持って行うことが求められます。 |