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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
現代文学講義1 | ||||
教員名 | 高 榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 「冷戦崩壊」という感覚と文学 |
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授業のねらい・到達目標 | 1989年はベルリン壁崩壊と昭和天皇の死が重なる年である。この二つの出来事が文学環境にも大きな変化をもたらしたといわれている。この講義では冷戦とバブルが崩壊に向かう80年代に作られた文学テクストに焦点を当てる。特に、この時期に起きた文化的な変容について、受講者を取り巻くメディアなど、より身近な話題を入り口としながら、文化翻訳の戦略について考察する。それによって、ジェンダー・イメージとエスニック・アイデン ティティの立ち上げに「文学」をめぐる言葉がいかに関わってきたのかについて考えることができるだろう。 |
授業の方法 | 講義形式ですすめる。テクストはプリントを配布する。その他、映像や写真および参考資料を提示しながら論じていく。文章が長いものは前もって配布する予定である。当日までには必ず読んでくること。テーマの区切り毎に授業内容に関するレビューシートを書いてもらう。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 1,授業で取り上げる小説やエッセイについて、事前に目を通して内容を把握する。 2,授業中に紹介した文献や作品について、自主的に調べ、通読する。 3,講義で扱った映像作品を自主的に鑑賞する。 4,上記の1~3について、簡単なまとめの記録を残す。 |
授業計画 | |
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1 |
冷戦をめぐる議論について紹介する 準備:「冷戦」という言葉の意味を調べてくること。 |
2 |
1968をめぐる記憶:村上春樹「ノルウェイの森」 準備:村上春樹「ノルウェイの森」を読んでくること。 |
3 |
1968をめぐる記憶:三島由紀夫 準備:三島由紀夫と全共闘に関する本の目次とはじめにを読んでくること。 |
4 |
1968をめぐる記憶:ドキュメンタリー映画を見る 準備:1回目から3回目に配布したプリントを読んでくること。 |
5 |
1968をめぐる記憶:リービ英雄「星条旗の聞こえない部屋」 準備:リービ英雄「星条旗の聞こえない部屋」を読んでくること。 |
6 |
1968をめぐる記憶:村上龍「69 sixty nine」 準備:「69 sixty nine」を読んでくること。 |
7 |
1968の記憶と冷戦 準備:6回目までに配布したプリントを読んでくること。 |
8 |
昭和天皇の死:リービ英雄と酒井直樹のエッセイ 準備:7回目に配布したプリントを読んでくること。 |
9 |
昭和天皇の死:ノーマ・フィールド「天皇の逝く国で」 準備:8回目に配布したプリントを読んでくること。 |
10 |
李良枝「由煕」の語り 準備:李良枝「由煕」を読んでくること。 |
11 |
李良枝「由煕」と日本語 準備:10回目に配布したプリントを読んでくること。 |
12 |
中上健次と路地:1980年代前半 準備:11回目に配布したプリントを読んでくること。 |
13 |
中上健次と路地:1980年代後半 準備:12回目に配布したプリントを読んでくること。 |
14 |
李良枝と中上健次 準備:13回目に配布したプリントを読んでくること。 |
15 |
まとめ 準備:これまで配布したすべての資料および履修者自身によるノートを確認し、勉強してくること。 |
その他 | |
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教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(40%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%) 授業中に課すレビューシートの参加度(内容についての採点を含む)が平常点の基準となる。 |
オフィスアワー | 開講時に伝える。 |