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近代文学特殊講義4

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科目名
平成28年度入学者
近代文学特殊講義4
科目名
平成27年度以前入学者
近代文学特殊講義4
教員名 久米 依子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 明治の〈青春〉を考える
授業のねらい・到達目標 明治40年代には様々な文学の成熟が見られたが、その中でも青年群像の描き方で注目を集めた、夏目漱石「三四郎」と森鴎外「青年」を取り上げる。明治時代の〈青春〉は、どのような相貌でどのような問題をはらみながら描かれたのか。物語に書きこまれた時代的要素から、何が受け取れるか。受講者の読みも確認しながら、テクストにアプローチする。
授業の方法 作家と同時代状況を確認しながら、テクスト内の多様な要素を確認していく。受講生の意見も重視する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回の授業前に、必ず扱う範囲のテクストを読んでおくこと。授業中に意見を聞きます。授業後は授業で知り得た情報、ディスカッションで得た見解をまとめ、レポート作成の準備を進める。
授業計画
1 ガイダンス
2 作家とテクストの情報
3 「三四郎」を読む 1~2章 上京と戦争と女性
4 「三四郎」を読む 3~4章 模倣すべき先輩
5 「三四郎」を読む 5~6章 ストレイシープであること
6 「三四郎」を読む 7~8章 自己本位、利他主義
7 「三四郎」を読む 9~10章 動かない像
8 「三四郎」を読む 11~13章 「罪」と別離
9 「青年」を読む 1~5章 地方と東京
10 「青年」を読む 6~10章 文学と思想
11 「青年」を読む 11~15章 女性という「敵」
12 「青年」を読む 16~20章 男同士の議論
13 「青年」を読む 20~24章 孤独の発見
14 明治の〈青春〉の遍歴
15 全体のまとめ
その他
教科書 夏目漱石 『三四郎 (新潮文庫)』 新潮社 1948年
森鴎外 『青年 (新潮文庫)』 新潮社 1948年
参考書 授業中に適宜指示する
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 水曜3限、木曜3限 7号館4階久米研究室

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