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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
英米文学演習2
教員名 高橋 利明
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ Nathaniel Hawthorne の The Scarlet Letter(『緋文字』)[1850] とアメリカ(人)の 自由と自立
授業のねらい・到達目標 詩人・小説家・評論家の伊藤 整(1905-69) は、『緋文字』について、「自由や幸福を得られないための苦しみ、または嘆きがある時に、我々は、始めてそこに人間が求めている自由の貴重さを知る。また、その自由のために戦うということが、自由を欲する生命そのものの実在を私たちに分からせ、そこで生きている感じを味わうのである」(『改訂・文学入門』)と述べている。この授業のねらいは、学生が作品を丁寧に読み解くことによって、伊藤 整の指摘するこの「社会の秩序と人間の感動」の関係を跡付けながら、アメリカ(人)の自由と自立の問題を考察できるようになることである。
授業の方法 章ごとに教員が提示した要所について、毎回何人かの学生に音読と読解を発表してもらい、問題点についての議論を深めていきたい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 予習的読解を必ず行うこと。各回ごと、学生は辞書を丹念に引き解釈を深め、キーワードを鋭敏に捉え、自分なりのテーマを把握してゆくことが求められる。
復習では、音読訓練を繰り返し、原文の英語の意味と音との親和性を高める努力を惜しまないこと!
授業計画
1 『緋文字』関連ビデオ鑑賞(1)
2 『緋文字』関連ビデオ鑑賞(2)
3 Chapter 13 "Another View of Hester"
4 Chapter 14 "The Prison-Door"
5 Chapter 15 "Hester and Pearl"
Chapter 16 "A Forest Walk"
6 Chapter 17 "The Pastor and His Parishioner"
7 Chapter 18 "A Flood of Sunshine"
8 Chapter 19 "The Child at the Brook-Side"
9 Chapter 20 "The Minister in a Maze"
10 Chapter 21 "The New England Holiday"
11 Chapter 22 "The Procession"
12 Chapter 23 "The Revelaton of the Scarlet Letter"
13 Chapter 24 "Conclusion"
14 エッセイ(小論文)の作成準備!
15 まとめと質疑。エッセイ(小論文)の提出!!
その他
教科書 Nathaniel Hawthorne, The Scarlet Letter, John Harvard Belknap Press
参考書 授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(70%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー 授業日(金曜日)の4時限後、高橋研究室(7313)にて10分間

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