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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
映像文化論 | ||||
教員名 | 上田 学 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 私たちの周囲には映像が当り前のように存在しています。しかし、映像が現在のような形式となるまでには、多種多様な試みがおこなわれてきました。そうした過去の映像は、現在の私たちにとって、決して無縁な存在ではなく、むしろ将来の様々な映像文化の可能性を示唆するものです。19世紀後半から20世紀前半までの映像文化を学びながら、現在の映像文化を再考します。 |
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授業のねらい・到達目標 | 現代に生きる私たちには無関係だと思われがちな、過去の映像文化の魅力を理解することで、現在の映像文化を捉え直し、未来の映像文化と向き合うための知識を身につけてほしいと考えています。 |
授業の方法 | 過去の映像や資料の解説を中心に、現在の身近な映像文化を参照して比較対照しつつ、授業を進めます。毎回の授業では簡単なコメントを書いてもらいますが、それにもとづいて授業内容を変更することがあります。教科書は用いず、プリント教材を配布します。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業中に視聴できる映像作品は、時間的に限られています。事前に視聴が必要な映像作品を、授業中に説明することがあるので、その場合は各自で予習してください。また配布したプリント教材について、予習、復習に活用してください。 |
授業計画 | |
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1 | オリエンテーション |
2 |
絵であること/写真であること [準備]配布プリント(木下直之『美術という見世物』抜粋)を読んでおくこと |
3 |
映像のフィクション/ノンフィクション [準備]配布プリント(小松弘『起源の映画』抜粋)を読んでおくこと |
4 |
フィクション/ノンフィクションの形成 [準備]配布プリント(小松弘『起源の映画』抜粋)を読んでおくこと |
5 |
江戸時代の映像文化 [準備]配布プリント(岩本憲児『幻燈の世紀』抜粋)を読んでおくこと |
6 |
近代の映像文化の源流 [準備]配布プリント(上田学『日本映画草創期の興行と観客』抜粋)を読んでおくこと |
7 |
アトラクションとしての映像 [準備]配布プリント(トム・ガニング「アトラクションとしての映画」抜粋)を読んでおくこと |
8 |
映像のオリエンタリズム [準備]配布プリント(吉田喜重他『映画伝来 シネマトグラフと〈明治の日本〉』抜粋)を読んでおくこと |
9 |
地域が生み出す映像文化 [準備]配布プリント(上田学『日本映画草創期の興行と観客』抜粋)を読んでおくこと |
10 |
無声映画の音 [準備]配布プリント(加藤幹郎『映画館と観客の文化史』抜粋)を読んでおくこと |
11 |
映画館という空間 [準備]配布プリント(上田学『日本映画草創期の興行と観客』抜粋)を読んでおくこと |
12 |
日本映画という表現形式 [準備]配布プリント(デイヴィッド・ボードウェル『小津安二郎―映像の詩学』抜粋)を読んでおくこと |
13 |
トーキーの影響力 [準備]配布プリント(ミシェル・シオン『映画の音楽』抜粋)を読んでおくこと |
14 |
スクリーンの多様性 [準備]配布プリント(大久保遼『映像のアルケオロジー』抜粋)を読んでおくこと |
15 | まとめ |
その他 | |
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参考書 | エルキ・フ―タモ著・太田純貴訳 『メディア考古学 過去・現在・未来の対話のために』 NTT出版 2015年 長谷正人・中村秀之編訳 『アンチ・スペクタクル 沸騰する映像文化の考古学』 東京大学出版会 2003年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(70%) 平常点は、授業毎のコメントカードの評価です。レポートの評価は、授業内容の理解を重視し、それを踏まえた独自の調査分析についても加点します。 |
オフィスアワー | 授業終了時とします。授業中に配布するコメントカードも活用してください。 |