文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 地理学専攻 > プロセス地形学特論Ⅰ
日本大学ロゴ

プロセス地形学特論Ⅰ

このページを印刷する

科目名
平成28年度入学者
プロセス地形学特論Ⅰ
科目名
平成27年度以前入学者
プロセス地形学特論Ⅰ
教員名 藁谷 哲也
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地理学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 地形構成物質による地形変化の違いを理解する。
授業のねらい・到達目標 地形過程の変数のひとつである地形構成物質について講義する。おもに岩石や土の分類,物性,挙動,実験・野外測定に用いる機材の利用法について理解する。
授業の方法 受講生による文献のレビューをまじえて,ゼミナール形式で進める。機会があれば野外調査にでかけ、実際の地形や風化作用を調査したいと考えている。
履修条件 地形学・地形学実験など、地形学および地球科学関連の科目履修者、もしくはこれらと同等の知識をもつ者。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業計画を参考にして,参考書やインターネットなどから事前に基礎知識を準備するとともに,それらを事後学修の補強に役立てること。また,BlackBoardには,配布資料がアップロードされているので,必ず授業前に目を通し,印刷して授業時に持参してください。
授業計画
1 ガイダンス:地形プロセスや風化プロセスなどについて,地形学における当該講義の位置づけを理解する。
2 地形変化と風化プロセス:風化プロセスが,地形変化の準備段階に位置づけられることを理解する。
3 プロセス地形学の研究動向と課題:地形プロセスに関する最近の研究動向をレビューし,どのような研究課題が残されているかを探る。
4 風化プロセス研究の動向と課題(1):風化プロセスに関する最近の研究動向をレビューし,どのような研究課題が残されているかを探る。
5 風化プロセス研究の動向と課題(2):風化プロセスに関する最近の研究動向をレビューし,どのような研究課題が残されているかを探る。
6 地形物質の理化学的性質(1):地形を構成する物質の物理的・力学的性質を理解し,地形変化との関係を考察する。
7 地形物質の理化学的性質(2):地形を構成する物質の物理的・力学的性質を理解し,地形変化との関係を考察する。
8 地形物質の室内分析法(1):地形を構成する物質の物理的・力学的性質を明らかにするための分析法を理解する。
9 地形物質の室内分析法(2):地形を構成する物質の物理的・力学的性質を明らかにするための分析法を理解する。
10 選定した先行研究の口頭発表(1):受講生が研究テーマに係わる主要な研究論文・著作を取り上げ,その内容を紹介して問題点や課題を共有する。
11 選定した先行研究の口頭発表(2):受講生が研究テーマに係わる主要な研究論文・著作を取り上げ,その内容を紹介して問題点や課題を共有する。
12 選定した先行研究の口頭発表(3):受講生が研究テーマに係わる主要な研究論文・著作を取り上げ,その内容を紹介して問題点や課題を共有する。
13 野外調査法(1):地形の野外調査に係わる調査法を理解し,実践する。
14 野外調査法(2):地形の野外調査に係わる調査法を理解し,実践する。
15 総括:講義内容に関する総括を行う
その他
教科書 テキストはとくに指定しないが、適宜プリントを配布する。
参考書 1) Goudie, A. ed., Geomolphological Techniques, George Allen & Unwin, 1981
2) Selby, M.J., Hillslope Materials and Processes, Oxford , 1993
3) Gerrard, A.J., Rocks and Landforms,  Unwin Hyman, 1988
4) 松倉公憲 『地形変化の科学-風化と侵食-』 朝倉書店 2008年 第1版
その他,授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(30%)、発表内容(40%)
上記の基準をもとに,総合評価を行います。
オフィスアワー 金曜日6時限目(事前に連絡すること)

このページのトップ