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| 科目名 平成28年度入学者  | 
                認知心理学特論 | ||||
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| 科目名 平成27年度以前入学者  | 
                認知心理学特論 | ||||
| 教員名 | 梅田 聡 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業テーマ | 認知神経科学(cognitive neuroscience)は,脳の機能に焦点を当てながら人間の認知メカニズムを探る,比較的新しい学問分野である.その主な方法論としては,1) 脳損傷や精神神経疾患の症例を対象とする神経心理学研究,2) fMRI,PET,MEG, EEGなどを用いる脳機能画像研究,3) 認知心理学の実験的基礎研究が挙げられる.近年,認知神経科学の研究で明らかにされた数々の事実から,これまでの認知心理学などの分野で提案されていた仮説やモデルが,神経レベルで検証され始めており,再度,その信憑性が議論されている.このような展開は,認知のメカニズムを構造と機能の両面から慎重に検討し,洗練された仮説やモデルを構築する上での大きな貢献になるものと考えられる.本講義では,主に,情動・記憶・社会性に焦点を当て,上記の方法論による最新の研究成果について触れる. | 
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| 授業のねらい・到達目標 | ・脳科学研究の方法論の基礎を身につける. ・当該分野の近年の研究成果について理解する. ・それらの研究成果が心理学研究に及ぼす影響について考察する.  | 
              
| 授業の方法 | 講義形式で行う. | 
| 事前学修・事後学修,授業計画コメント | 各講義内容が連続しているので,理解が促進されるように予習と復習を心がけること. | 
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 認知神経科学とはどのような学問か | 
| 2 | 構造と機能からみた人間の神経システム | 
| 3 | 情動の神経基盤 | 
| 4 | 情動と内受容感覚 | 
| 5 | 自律神経システムからみた情動 | 
| 6 | 遂行機能障害と知能 | 
| 7 | 遂行機能障害と知能 | 
| 8 | 注意と意識の背後にある神経システム | 
| 9 | 倫理判断の神経基盤 | 
| 10 | 反社会性人格とサイコパス | 
| 11 | 神経発達障害における情動と社会性の障害 | 
| 12 | 記憶の神経基盤 | 
| 13 | 健忘症と認知症のタイプと症状の見方 | 
| 14 | 意思決定と問題解決を実現する神経ネットワーク | 
| 15 | 総括 | 
| その他 | |
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| 成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%) | 
              
| オフィスアワー | 授業終了時に質問に答える. |