検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 | 文学1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 向井 秀忠 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | イギリスの小説を用い、単に作品を鑑賞するだけでなく、背景的な知識を踏まえながら読み解くために必要な手法について学ぶ。また、各作品において扱われる問題について、イギリスの過去のものとは考えず、現代の日本に生きる自分たちの問題として考えるための視点を得ることを目標とする。 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 講義の基本的姿勢としては、文学作品は作家個人によってだけ書かれたものではなく、彼らが生きた時代の影響を大きく受けていると考え、広く作品を理解していくことを目標とする。例えば、読書をする人の数が急速に増えるとか、出版の形式が変わるとか、人間に対する理解が変わるなど、大きく社会が変わるときには書かれる文学作品もそれに合わせて変わるが、それらの社会的変化と文学作品とをリンクさせながら、それぞれの作家や作品について考えていく。本講義は、作品の中で扱われている問題について、それが昔のイギリスのものにとどまらず、現在の日本で暮らす私たちのものでもあることを認識し、自分たちの問題として考えていくためのヒントとするためのものとしたい。 |
授業の方法 | まず、「文学作品」をどのように考えるべきかについて学び、その後、いくつかの作品を用いながら、どのように作品分析を行うのかについて実践していく。具体的には、シャーロット・ブロンテ、チャールズ・ディケンズ、ルイス・キャロル、オスカー・ワイルドらの、イギリスの作家たちの作品を扱う予定。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 指示された文献や参考書などを事前に読んでおくこと。 |
授業計画 | |
---|---|
1 | はじめに:「ハリー・ポッター」を読む(小説の読み方) |
2 | イギリスの社会と文化入門 |
3 | チャールズ・ディケンズの『オリヴァー・トウィスト』を観る/読む、その1 |
4 | チャールズ・ディケンズの『オリヴァー・トウィスト』を観る/読む、その2 |
5 | チャールズ・ディケンズの『オリヴァー・トウィスト』を観る/読む、その3 |
6 | イギリス文学に描かれた「子ども」、その1 |
7 | イギリス文学に描かれた「子ども」、その2 |
8 | イギリスのファンタジーに描かれた「子ども」:アリスは誰のこと? |
9 | シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』を観る/読む、その1 |
10 | シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』を観る/読む、その2 |
11 | シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』を観る/読む、その3 |
12 | イギリス文学に描かれた「女性」、その1 |
13 | イギリス文学に描かれた「女性」、その2 |
14 | まとめと授業内テスト |
15 | ふりかえり |
その他 | |
---|---|
教科書 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | 必要に応じて紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%) 平常点は「出席点」、レポートは作品についての小レポート(2,000字程度)、授業内テストは第14回目の授業時に行うまとめのテスト、授業参画度はレスポンシート。 |
オフィスアワー | 授業の前後の休み時間。 |
備考 | イギリス文学の話になりますが、あまり専門的なことは扱いません。外国の文学に興味のあれば履修は大丈夫です。ただ、『オリヴァー・トウィスト』と『ジェイン・エア』については原作を読んだ上で、どちらかについてのレポートを作成してもらいます。 |