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科目名 | 水圏科学1 | ||||
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旧カリキュラム名 | (上記科目名は2008~2015年度入学者)「水圏科学1」(2004~2007年度入学者) | ||||
教員名 | 森 和紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 地下水の流動と水質形成 |
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授業のねらい・到達目標 | 地球上の水循環システムにおいて重要な役割を担う地下水を対象に,その量的・質的特性,および水資源としての有用性を理解し,開発に伴う地下水資源の保全と管理の必要性を再認識する。 学科プログラムの学習・教育目標「(D)専門技術(1~15)」に寄与する。 ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 |
授業の方法 | 実際的・今日的な具体例を紹介し,視覚教材を利用して講義形式を中心に進める。 問題意識を持って主体的に取り組むこと。 以下の授業以外に野外実習を行う場合がある。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 前回授業のまとめを事前学習として行い,毎回の授業に臨むこと。 |
授業計画 | |
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1 | 授業のテーマとねらい,進め方 |
2 | 地下水とは(定義,地下水面),地形との関連性(宙水),水理地質(透水係数,帯水層) |
3 | 地下水のあり方(不圧地下水・被圧地下水),湧水,自噴井,マンボ,火山体の地下水 |
4 | 地下水の賦存量(総量,開発深度),滞留時間(水収支,涵養量) |
5 | 地下水の水資源としての特質(利点と難点,地下水利用の現状と課題,水源保護) |
6 | 地下水の調査法とその解析(測水,地下水面図,流向・流速) |
7 | 地下水の流動(Darcyの法則),地下水位の変化とその要因 |
8 | 地下水と地表水との交流,伏流水(失水河流・得水河流,基底流出,閉塞湖) |
9 | 地下水温(鉛直分布,温泉開発),地下水の熱的利用(消雪,水産養殖),天然ガス開発 |
10 | 地下水の水質特性,水質の形成機構(水質の進化,トレーサー・同位体) |
11 | 地下水汚染(硝酸態窒素・有機塩素系溶剤),地下水の塩水化(Ghyben-Herzbergのレンズ) |
12 | 過剰揚水に伴う地下水障害(地盤沈下,人工涵養,適正揚水量・最適地下水位) |
13 | 地下水資源の適正利用と保全・管理(水法,公水としての位置づけ,地表水との一体管理) |
14 | 授業内テストと解説 |
15 | 講義内容のまとめ |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 関連するプリントを授業中に教材として配布する。 |
参考書 | 講義の中で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(80%)、授業内に課す課題(20%) 総合的に判断し,60点以上を合格とする。 達成度評価基準: ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 1.水循環の過程における地下水の役割と機能を定量的に評価することができる(1~5,14~15)。 2.具体的な調査地域を対象に地下水面図を作成し,地下水の流動を把握することができる(6~8,14~15)。 3.地下水の水質形成と水質変化,およびその要因について理解することができる(9~11,14~15)。 4.地下水資源の適正な利用と保全・管理のシステムを理解し,評価することができる(12~13,14~15)。 |
オフィスアワー | 教員が指示する時間と場所とする。 |
備考 | 質問を大いに歓迎します。 |