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マルチメディア情報処理

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科目名 マルチメディア情報処理
旧カリキュラム名 マルチメディアデータ処理
教員名 夜久 竹夫
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 情報科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ マルチメディアのデータ構造とプログラミング
授業のねらい・到達目標 マルチメディアは音声、静止画、動画などに分類される。この講義ではマルチメディア処理の基本である、音声・静止画・動画の表現と加工方法について述べる。特に、情報の圧縮方法について注目する。さらに、仮想現実(バーチャルリアリティ)と仮想現実を表現する言語(VRML)について説明する。
授業の方法 座学とプログラミング実習を併用する。
履修条件 プログラム言語について習熟していることが望ましい。
授業計画
1 マルチメディア全般について概観する。また、この授業の進め方について解説する。
2 マルチメディアの分類と、それぞれの用途、それぞれの特長について学ぶ。静止画と動画についてその格納と加工を実例によって示す。それにより、この授業の主題を理解する。
3 音声データの表現方法について学ぶ。音声データの特徴を学び、次に音声データの表現方法について学ぶ。
4 静止画の表現方法の基本について学ぶ。静止画はデジカメなどで広く用いられているデータである。ここでは、静止画をビットマップデータに表現する方法について述べる。
5 デジカメ画像における静止画データの圧縮方について学ぶ。静止画の圧縮方法は、JPEG、GIFなどの方法が知られているが、ここではそれらの原理と効果について概観する。
6 画像の加工について学ぶ。画像の加工はエッジ強調、ノイズ消去などが基本である。それらの加工を行列演算による方法について述べる。
7 現実世界を画像で表現する方法を述べる。画像のモデリングとレンダリングについて概観する。
8 動画について概観する。ここでは、AVI形式を題材に動画の表現の基本について学ぶ。実際の動画をAVI形式で表現する例を説明し、その特徴を述べる。
9 動画の圧縮方法について概観する。最近の主要な圧縮方法である、MPEG、MPEG2,MPEG4の基本的原理について述べる。実例を題材に、AVI形式とそれらの圧縮技術の圧縮率を示す。
10 仮想現実について概観する。屋内データを用いて仮想現実の実例を示す。実際に仮想現実を体験することにより、以後の学習の準備をする。仮想現実を記述する言語であるVRMLについて概観する。簡単な仮想現実アルゴリズムの考え方を学ぶ。
11 仮想現実を記述する言語であるVRMLについて概観する。簡単な仮想現実アルゴリズムの考え方を学ぶ。
仮想現実にVRMLのリンク機能により、写真や音声などの動画を貼り付ける方法について、述べる。簡単な仮想現実プログラムについて解説する。
12 マルチメディア情報処理を応用した博物館資料の電磁的記録とその保管・展示の方法について述べる。
13 授業内試験と解説
14 文献調査法
15 補足と総括
その他
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 本授業終了後、6号館634室、20分間
備考 教室前方出入口からの無断堆積者は減点する場合がある。

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