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科目名 | アメリカの教育 | ||||
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教員名 | 北野 秋男 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | アメリカの教育思想と社会経済の変遷 |
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授業のねらい・到達目標 | アメリカの教育は、日本と比べても多様で個性的である。しかしがら、現状のアメリカの教育はグローバル経済の下で新自由主義的な社会構造となっている。具体的には、「小さな政府」の理念の下、「福祉国家の諸政策を解体・縮小すること」「公共企業体を民営化すること」「減税政策を実施すること」「競争を原理・原則とすること」などである。アメリカの歴史を振り返ると、アメリカの教育改革は、絶えず産業構造の変化と密接に結びつき、社会構造の変動と連動している。そこで、本講義では独立期以降のアメリカの産業構造の変化と教育改革の歴史を3期に区分して、その関係性を明らかにしたいと考える。 |
授業の方法 | 講義形式で授業を進めるが、場合によっては資料の講読やビデオなども鑑賞する。授業に関連する資料の講読、日米の教育観の違いなども討論してみたい。レポートは、参考文献の中からトピックを選んで提出する。テキストは授業内で利用するので、必ず購入すること。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 最終試験は実施する。試験以外には、レポートの提出が求められる。授業への参加が重視される。授業に出席しないと、これらの課題は提出できない。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | アメリカの植民地時代から独立期までの教育思想と社会・文化・宗教の変遷 |
3 | 19世紀初期の産業資本主義の台頭とエリート階層による教育改革 |
4 | テストの始まりと普及(ホーレス・マンの業績主義・能力主義の思想) |
5 | 19世紀末の独占資本主義における教育測定運動の登場 |
6 | 社会進化論とIQテスト・知能テスト・標準テストの意味と目的 |
7 | 戦後の補償教育・平等教育の始まり「ポート課題の説明」 |
8 | グローバル経済と新自由主義の思想の台頭1983年「危機に立つ国家」の登場と学力低下 |
9 | 1983年「危機に立つ国家」の登場と学力低下日本人の「頑張り精神」を見習うアメリカ-モデルとなった日本の教育 |
10 | 日本人の「頑張り精神」を見習うアメリカ-モデルとなった日本の教育) |
11 | アメリカの博愛主義財団と教育改革 |
12 | NCLB法から「頂点への競争」政策 「レポートの提出」 |
13 | 授業内試験 |
14 | 課題の整理と理解度の確認 |
15 | 総括とテスト・レポートの返却 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 北野秋男 『アメリカ公教育思想形成の史的研究』 風間書房 2003年 第1版 北野秋男 『日米のテスト戦略-ハイステイクス・テスト導入の経緯と実態』 風閒書房 2011年 第1版 北野秋男 『現代アメリカの教育アセスメント行政の展開』 東信堂 2009年 第1版 なし |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%) 試験、レポート、出席などで総合的に判断する。 |
オフィスアワー | 授業の開始前と終了後に実施する。メールアドレス:kitano@chs.nihon-u.ac.jp |