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科目名 | 生徒指導・進路指導論 | ||||
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旧カリキュラム名 | 生活指導・進路指導論 | ||||
教員名 | 阿部 武司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 学校教育における生徒指導・進路指導の現状と課題ー教師の<まなざし>について- |
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授業のねらい・到達目標 | 今日、日本の教育は変革の時にある。20世紀末から引きずっている諸課題は未だに何一つ解決されていない。学級崩壊、怠学(=「学びからの逃走」)、校内暴力、いじめの陰湿化等々の問題が山積している一方で、産業社会のグローバル化に伴って「新しい学力観」が求められている。これは学校教育の選抜機能を根本から問い直さなければならない課題である。それはまたすぐれて生徒指導・進路指導の問題でもある。その核心に「教師の生徒への<まなざし>」の問題がある。ここで教育の<実践の視点と課題>を再確認したい。 |
授業の方法 | 学生諸君がこれまでの学校生活で実際に体験してきた生徒指導・進路指導を下敷きにして問題の所在を共に再確認したい。講義形式で一方通行の授業になることはできる限り避けたい。自分の経験を語り、学友の抱く疑問や意見に耳を傾け、情報交換や討論を通して相手を知り、自分に気づく<学び>を実践したい。こうして些かでもコミュニケーション能力の向上に役立つのであれば幸いである。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | この授業は単に<新しい知識に触れる>というだけではない。すぐれて<己に目を向け、考える>授業である。<覚える勉強>の時代を卒業して欲しいと願っている。 |
授業計画 | |
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1 | 生徒指導・進路指導の現状と課題ー問題の所在ー |
2 | 生徒指導・進路指導の機能ー<学び>のあり方ー |
3 | 生徒指導・進路指導の構造ー生きる知恵の獲得ー |
4 | 生徒指導・進路指導の要諦(1)ー自己理解の意味ー |
5 | 生徒指導・進路指導の要諦(2)ーコミュニケーションの成立ー」 |
6 | 教師と生徒との信頼関係の構築ー生徒への<まなざし>ー |
7 | 問題行動の構造(1)ー欲望とその相対化ー |
8 | 問題行動の構造(2)ー罪を憎んで人を憎まずー |
9 | 学校・家庭・社会(1)-疎外・孤独・自己防衛ー |
10 | 学校・家庭・社会(2)-教師に求められるものー |
11 | 教師への筋道(1)-実人生と学問ー |
12 | 教師への筋道(2)-失敗・蹉跌・成功の意味づけー |
13 | 生き方を俯瞰するー情報・知識・智恵・行動ー |
14 | <学び>を振り返るーアイデンティティーの揺らぎと確立ー |
15 | 総論・拾遺 |
その他 | |
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教科書 | 特定の教科書に代えて、毎時間、レジュメ及び資料を配布する。 |
参考書 | 授業の中で逐次紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) 出席票を兼ねて毎時間、”コメントシート”を提出する。書かれた学生諸君の疑問、質問、意見等を必要に応じて意見交換の資料とすると共に、その多寡、内容を成績評価の重要な参考資料の一部とする。 |
オフィスアワー | 授業内でE-mailアドレスを伝える。メールによる質問、意見等は大歓迎である。 |