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科目名 | 中等教育論 | ||||
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教員名 | 阿部 武司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 中等教育の現状と課題について考える |
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授業のねらい・到達目標 | 日本の公教育は抜本的な改革が求められている。特に中等教育の領域は我が国の歴史上において全く新しい局面に至っているにもかかわらず、確たる改革の方策を共有し得ていない状況にある。今や、日本の社会は追いつき追い越せの段階ではなく創造の時代である。教師の意識改革が必須要件である。教師自らの《在り方・生き方》を自問自答することなしに改革の方途は見出し得ないであろう。この観点から中等教育の現状と課題を学生諸君と共に考えてみたい。 |
授業の方法 | 一方通行の講義形式の授業は可能な限り避けたい。授業の在り方の基本は生徒と教師との不断の対話にあると考える。そこで、実際の望ましい授業の姿を求め、自らの《在り方・生き方》を問う相互通行の授業を進めて行きたい。容易に答えの出ない《疑問》や、正解が一つとは限らない《問い》を抱き続け、《自らに問い続ける》ことが『学びの要諦』であることに触れたい。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎日の政治・経済・社会・教育のニュースに常に関心を持ち、足元の日常生活を大切にして欲しい。学びの課題はそこに潜んでいる。学生諸君の抱く疑問や意見を大切に扱い、対話を深めながら授業を進めて行きたい。協同で授業を創造して行きたい。 |
授業計画 | |
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1 | 中等教育の現状と課題(1)(総論ー問題の所在) |
2 | 中等教育の現状と課題(2)(教科指導・生徒指導・進路指導の現状と課題) |
3 | 産業主義社会と中等教育(1)(欲望と承認の日本近代教育史) |
4 | 産業主義社会と中等教育(2)(選抜教育と<学び>の崩壊) |
5 | 産業主義社会と中等教育(3)(教師の<生徒へのまなざし>の意味) |
6 | 競争社会と学校(1)(教師に求められる教育観ー人間観・世界観) |
7 | 競争社会と学校(2)(反・非社会的問題行動の捉え方) |
8 | ポスト産業主義社会と学校(1)(求められる<学力>のゆくえ) |
9 | ポスト産業社会と学校(2)(グローバル化社会と職業教育) |
10 | 家庭・学校・社会(1)(学校教育の可能性と限界) |
11 | 家庭・学校・社会(2)(社会における<教育>の可能性) |
12 | 中等教育に於ける教師の役割(1)(産業と教育) |
13 | 中等教育に於ける教師の役割(2)(国家・企業・市民と教育) |
14 | 学習内容の確認(これからの中等教育と教師に求められるもの) |
15 | 総括・拾遺・展望 |
その他 | |
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教科書 | レジュメ・資料配布 |
参考書 | 授業を進めながら逐次紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) この授業は《自ら考え、そして自分を発見する授業》である。学生諸君の意見交換を重視し、また毎回コメントシートの提出を求める。その内容は成績評価に組み込まれる。 |
オフィスアワー | 授業内で、E-mailアドレスを伝える。メールにて質問等はいつでも大歓迎である。 |