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アメリカ社会論

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科目名 アメリカ社会論
旧カリキュラム名 アメリカ社会論
教員名 村井 佳世子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 現代アメリカ合衆国の移民社会の様相と動向
授業のねらい・到達目標 学生はこの授業で合衆国成立の経緯と建国の理念を学習し、各移民集団の特質と問題、そして銃規制や同性婚など現代の米国の社会問題を学習・理解する。そうすることによって、現代米国社会の諸相を正しく理解し、その知見を自分の専門領域の研究の一助にすること、また特に教職を目指す者が担当教科に関する興味や理解を深め自主的な探求へと発展させられるようにすることがこの授業の目標である。
授業の方法 毎週米国関連の最新情報を確認・解説し、同時に各トピックについて講義する。授業は講義とグループ活動、発表などによって構成される。学生は米国の現代社会について書かれた英文テキストを各自授業外で読み、グループで課題に取り組む。資料研究や調べ学習を各自行い、グループ活動での課題や議論に協力して参加する。
履修条件 年度初めの第1回授業に必ず出席すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業は講義とグループ活動で構成される。グループ活動はこの授業の重要な部分を占めるので、互いに協力しながら課題に取り組み、各自主体的に学習し授業に積極的に参加することが期待される。欠席はグループにとって迷惑になるので、全授業出席が前提のクラスである。
またe-learningシステムBlackboardを活用するので、学生は開講中毎週授業外で当授業のページにアクセスして学習する必要がある。
授業計画
1 ガイダンス、2014年の米国最新ニュース
2 人種と民族・その定義、アメリカ化・同化の思想史
3 人種差別と移民社会、移民史:日系アメリカ人
4 移民史:中国系アメリカ人
5 移民史:韓国系アメリカ人
6 移民史:ネイティブアメリカン
7 移民史:メキシコ系アメリカ人
建国の理念:自由と平等
8 移民史:キューバ系アメリカ人
建国の理念:ピューリタニズムとフロンティア精神
9 移民史:ユダヤ系アメリカ人
建国の理念:個人主義とアメリカンドリーム
10 移民史:アイルランド系アメリカ人
アファーマティブアクション(積極的差別是正措置)、英語公用語化論争と二か国語教育
11 移民史:イタリア系アメリカ人
12 移民史:その他
銃犯罪と銃文化、同性間結婚
13 医療制度と環境問題
所得格差と社会層の形成
14 課題学習
15 到達度の確認
その他
教科書 John Tilmant, Yoshihiro Niwano 『America:Images and Realities』 成美堂 2012年 第1版
毎回授業のトピックに合わせて順不同で読むよう予習するべき章を事前に知らせます。前述のとおりテキストを授業外できちんと読み理解していることを前提で授業を行います。このほか毎回のように資料を渡して授業外で取り組む課題があります。
参考書 矢野重喜編 『新・アメリカ研究入門(増補改訂版)』 成美堂 2002年
渡辺靖 [編] 『現代アメリカ』 有斐閣アルマ 2010年 第1版
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業内テスト(50%)
出席状況は0%としていますが、全授業出席が前提です。出席は授業の最初にとります。平常点では、授業内で行う課題学習やグループ学習の取り組み方を評価します。出席や授業での学習態度、積極的な参加姿勢は、平常点に含まれます。
オフィスアワー 授業終了後5分間。また必要に応じて申し出により別に対応いたします。
備考 初回授業でグループ活動の概要を説明し予定を立てるので、1回目の授業から必ず出席して下さい。
授業内でテーマによりグループで取り組む課題活動があります。教科書の予習だけでなく、課題のための自主的な授業外学習が必要です。この授業ではグループ活動が重視されるので、各学生がグループメンバーと協力して課題に取り組む積極性と責任感が必要です。前述のように、Blackboardで資料を読んだり課題学習をしたりすることがグループ活動で求められます。グループで継続的に活動するため、就職活動や各種実習以外欠席はしないで下さい。

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