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特殊研究ゼミナール4

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科目名 特殊研究ゼミナール4
教員名 土井 光祐
単位数    1 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 日本語史的視点で古典資料を分析する
授業のねらい・到達目標 [授業のねらい]
現代語に至る日本語の歴史を文献資料で具体的に跡づける中で、日本語の変遷の実態を確認し、言葉の「調べ方」の基本を学ぶ。
[到達目標]
日本語史に関する任意の問題を独力で調査する力量を身に付ける。
授業の方法 日本語史上の変革期である室町時代末期(1500年代末)に主軸を置き、文語規範の基盤である古代語(1000年頃)から、現代語まで、日本語史の時間軸を往復して、現代日本語の形成過程を考察していく。主軸とする言語資料として1593年刊行の「天草本金句集」を用いる。「天草本金句集」は、「天草本平家物語」、「同伊曽保物語」と合綴されて、ロンドン・大英図書館に所蔵されているローマ字表記、文語・口語両文体併用のキリシタン資料の一種で、最古の日本語学習用教材である。漢籍等に出典を持つ文語体の格言に、16世紀末の「口語訳」を付したもので、室町時代末期の口語資料として知られている。室町時代における文語体と口語体とを、音韻、文法、語彙、文体等の諸点から言語比較して、現代語の形成過程を具体的に考察する。
原則として二回の発表。一回目は金句集の担当箇所の基礎的な調査。二回目は任意の言語事象に絞って深く調査。
履修条件 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は特殊研究ゼミナール3(前期)の第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 ガイダンス
2 発表と討議1
3 発表と討議2
4 発表と討議3
5 発表と討議4
6 発表と討議5
7 発表と討議6
8 発表と討議7
9 発表と討議8
10 発表と討議9
11 発表と討議10
12 発表と討議11
13 発表と討議12
14 発表と討議13
15 発表と討議14
その他
教科書 プリント配布
参考書 山内洋一郎 『天草本金句集の研究』 汲古書院 2007年
成績評価の方法及び基準 平常点(100%)
レポートを課す可能性もあります。
オフィスアワー 授業後10分間、教室にて。

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