東洋史特講８

科目名	東洋史特講８
旧カリキュラム名	東洋史特講８
教員名	清水　享
単位数	2	学年	2～4	開講区分	文理学部（他学部生相互履修可）
科目群	史学科
学期	後期	履修区分	選択必修

授業テーマ	中国における　「民族」と非漢民族の歴史（２）
授業のねらい・到達目標	近年のチベットやウイグルの暴動などで中国国内の「民族」に注目が集まっている。中国には多くの「少数民族」をかかえる多民族国家である。本講義では中国における「民族」の概念の成立とその変遷を振り返り、非漢民族の文化・社会とその歴史について多角的な視点から眺め、それぞれの民族の関係性や複雑多岐にわたるその文化・社会と歴史に対する理解を深める。また中国のこうした「民族」史の表象についても考察する。
授業の方法	講義形式にて行う。必要に応じて参考資料を配付する。また、視聴覚教材も適宜使用する。授業内に授業における理解度確認と質問のためのペーパーの提出も適宜行なう。適宜課題も提示する。
履修条件	特になし。東洋史特講7から続く授業内容なので、前期に東洋史特講７も履修してほしい。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	事前に授業に関するキーワードを提示するので、各自その項目について予習すること。また参考書も提示することがあるので、そのときは授業前に目を通しておくこと。理解度確認と質問のためのペーパーも必ず提出すること。授業で提示された課題は必ず提出すること。

授業計画
1	ガイダンス　中国の「民族」概念の確認
2	チベットの文化社会とその歴史(1)
3	チベットの文化社会とその歴史(2)
4	チベットの歴史の表象(1)
5	チベットの歴史の表象(2)
6	西南地方非漢民族の文化社会とその歴史
7	彝族の文化社会とその歴史(1)
8	彝族の文化社会とその歴史(2)
9	彝族の歴史の表象(１)
10	彝族の歴史の表象(2)
11	台湾「原住民族」の文化社会と歴史(1)
12	台湾「原住民族」の文化社会と歴史(2)
13	台湾「原住民族」の歴史の表象(1)
14	台湾「原住民族」の歴史の表象(2)
15	本講義のまとめ

その他
教科書	プリントを配布。
参考書	授業中指示する。
成績評価の方法及び基準	平常点(30%)、レポート(70%) 欠席が全講義の1/3を超える学生はレポートを提出しても評価しない。
オフィスアワー	火曜日授業前、授業後本館2階講師室で対応。