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東洋史研究実習1

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科目名 東洋史研究実習1
旧カリキュラム名 東洋史研究実習1
教員名 渡部 良子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 西アジア・イスラーム史研究実践
授業のねらい・到達目標 本実習では、イスラーム期西アジア史研究に取り組むために必要な基礎知識・技術を、研究文献講読、史料分析を中心に、実践を通して身につけていきます。

1)研究文献講読
 時代・地域を問わず、イスラーム時代の西アジア(またイスラームを受容した中央アジア、南アジア、東南アジア)の歴史研究では、イスラームという宗教の思想・制度・文化がどのようなものとして発展・形成されてきたのかを知悉することが必須となります。本実習ではまず、イスラーム思想・制度の成立に関する研究書の翻訳を、原書と対照しながら分担して精読します。これにより、イスラーム文化・制度の専門的な知識を身につけるとともに、研究書の読み方・まとめ方、事典など工具の使い方、レジュメの作り方などを練習していきます。
講読文献:
ジョナサン・バーキー/野元晋・太田(塚田) 絵里奈訳(2013)『イスラームの形成:宗教的アイデンティティーと権威の変遷』慶応義塾大学出版会
Berkey, Jonathan 2003: The Formation of Islam: Religion and Society in the Near East, 600-1800, Cambridge University Press.

2)史料研究(研究発表)
 受講者各人が関心を持つ地域・時代・テーマの史料を研究します。研究・発表の方法については、ガイダンス時に発表します。
授業の方法 1)研究文献講読
 講読文献の部・章ごとに担当を決めて講読します。担当者は担当の章のレジュメを作成し、登場する用語・人名などを事典その他の基本参考文献・工具を使って調べてきます。担当者による報告をもとに、全員で内容について議論し、理解を深めていきます。

2)史料研究(研究発表)
 自分が関心を持つ、卒業論文で取り組みたいテーマの史料を各人で選び、研究・発表します。発表の方法については、ガイダンス時に発表します。
授業計画
1 ガイダンス
2 文献講読:訳者解説/序文・本書全体の構成
3 文献講読:第1部(1)
4 文献講読:第1部(2)
5 文献講読:第2部(1)
6 文献講読:第2部(2)
7 文献講読:第3部(1)
8 文献講読:第3部(2)
9 文献講読:第4部(1)
10 文献講読:第4部(2)
11 史料研究発表
12 史料研究発表
13 史料研究発表
14 史料研究発表
15 まとめ
その他
参考書 実習時にその都度必要な参考文献を紹介します。
成績評価の方法及び基準 平常点(80%)、授業参画度(20%)
「平常点」文献講読・史料研究発表の各1回の担当が必須です。
オフィスアワー 実習終了後、第4限の時間帯

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