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科目名 | 総合研究1~8 地域学としての古都鎌倉 | ||||
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教員名 | 関 幸彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 近年、各大学で注目されている「地域学」では、具体的な地域名称を冠とした講座が開設されている。本講座でも現実の事例地を選び、この学問の思考に触れてみたい。事例としては、これまでも多くの学問領域が成果を上げてきた「古都鎌倉」を対象とし、総合的な視野から地域学習の効果について学ぶことを目的としている。 講義内容は、学部内の各学科に関連する課題も多く、歴史・自然・文化・市民・まちづくりなど、複合領域からのアプローチに特徴がある。 |
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授業のねらい・到達目標 | 大学教育では、各自の専門領域を、伝統的に積み上げられた独自の学問体系を学ぶ訓練を受けている。しかし、学問の社会的な応用面を考えると、そこには地域社会を解明するという目標もある。そのためには、関連する諸領域の成果を理解することも重要である。 知識の吸収には、既刊の書籍類からの習得もできるが、多領域の研究者の講話を直に聴くことに勝るものはないであろう。そこにこの講座の開設目的があり、文系から理系までを擁する本学部らしい科目であると考えている。 |
授業の方法 | 下記の講義一覧から分かるように、10名を超える外部からの講師を招聘し、オムニバス形式の授業を進行する。講師は、長年にわたり事例地・鎌倉について高い関心と多くの研究成果を発表している。各講師の出講日の関係から、必ずしも同一課題が連続にならないこともある。 したがって、毎週の講義は単独の講演であると捉え履修して欲しい。毎回、資料配布や映像による進行が予定されている。 |
履修条件 | ・全学科、全学年、社会人聴講生、科目等履修生を履修対象とする。すでに過年度の「鎌倉学」を習得した学生も受講が可能である。 ・受講者数によっては、初回の講義時に履修制限を実施することもあるので、初回は必ず出席すること。 ・本科目の登録時の履修科目名は、「総合教育科目Ⅱ群」の「総合研究」から選択すること。初回に解説する。 ・毎週の講義は、遅刻入室を厳禁とする。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 特段の事前学習などは不要である。原則として、毎回、講座代表(関)・コーディネータ(永野)が同席し、講師の紹介や質疑を担当する。 |
授業計画 | |
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1 | 関 幸彦(史学科教授):「中世史からみた鎌倉」 |
2 | 永野征男(日本大名誉教授):「鎌倉郡衙遺跡とその評価」 |
3 | 田尾誠敏(東海大講師):「鎌倉郡家と相模国の官衙遺跡」 |
4 | 金丸義一(建築史家):「鎌倉・都市と建築」 |
5 | 伊藤正義(鶴見大教授):「和賀絵嶋論ノート ―関東徳政・飢餓・式目―」 |
6 | 黒田基樹(駿河台大教授):「鎌倉幕府と関東の動乱」 |
7 | 鈴木 哲(元国際関係学部教授):「鎌倉の文人貴族たち」 |
8 | 古田土俊一(淨光明寺執事):「鎌倉の中世石造物」 |
9 | 辻 勝美(国文学科教授):「中世文学にみる鎌倉」 |
10 | 角田朋彦(駒沢大講師):「太平記と鎌倉武士」 |
11 | 大貫昭彦(鎌倉考古学研究所理事):「鎌倉から発信すべきこと」 |
12 | 島本千也(郷土史家):「海浜保養都市・鎌倉の誕生」 |
13 | 比留間彰(鎌倉市経営企画部長):「古都鎌倉のまちづくりと将来動向」 |
14 | 永野征男(日本大名誉教授):「地域学としての古都鎌倉」 |
15 | 関 幸彦/永野征男:講座総括および試験 |
その他 | |
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成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業参画度(30%) |
オフィスアワー | 初回講義の中で説明する。 |