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外国教育史研究2

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科目名 外国教育史研究2
教員名 北野 秋男
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 教育の格差とテスト政策を考える
授業のねらい・到達目標 現在、日本のみならず、欧米先進国でも学力向上を目指した学力テストが普及・浸透している。なぜ、こうした事態が生じたのか。学力が上がることには何人も反対しないが、その結果として、教育格差が拡大し、不平等が拡大することには問題がある。本研究では、現状の欧米の教育の格差問題と日本の教育格差問題を考える。公教育とは、機会均等と平等を目指すものであったが、現状では能力と才能に焦点化した格差拡大を目指す方向性にある。
授業の方法 授業の方法 テキストを中心に精読し、その内容をレジュメにまとめ、報告する。参加学生は最低でも1回は課題を報告する。その後、全員の討論を行い、レジュメを修正して提出することを求める。
履修条件 特になし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 学生はレジュメを作成し、報告する。討論を行った後に、レジュメを再提出する。
授業計画
1 ガイダンス
2 原「流動化と社会格差」(1)
3 原「流動化と社会格差」(2)
4 西村「拡大する社会格差に挑む教育」(1)
5 西村「拡大する社会格差に挑む教育」(2)
6 福田「競争やめたら学力世界一:フュインランドの教育の成功」
7 北野「現代アメリカの教育アセスメント行政の展開」
8 北野「頂点への競争」アメリカの格差是正
9 苅谷「階層化日本と教育危機」
10 個人研究発表(1)
11 個人研究発表(2)
12 個人研究発表(3)
13 教育の格差発生と是正(分析視点の確立)
14 要点の整理と理解度の確認
15 総括
その他
教科書 原 純輔 『流動化と社会格差』 ミネルヴァ書房 2002年 第1版
教科書は購入する必要はない。事前に用意する。
参考書 西村和雄他 『拡大する社会格差に挑む教育』 東信堂 2010年 第1版
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)
上記の内容で総合的に評価する。
オフィスアワー 授業の開始前と終了後に行う。メールでの問い合わせも可能。kitano@chs.nihon-u.ac.jp

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