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科目名 | 倫理学特殊講義2 | ||||
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教員名 | 藤本 隆志 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ウィトゲンシュタインの講義録を読む。前期『論理哲学論考』等の思想がいかにして後期の『哲学探究』以下の思想に進化していったのかを,ケンブリッジ大学における1930年代の講義録によって理解する試み。 |
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授業のねらい・到達目標 | テキストとして用いる教材は,①A・アンブローズ編(野矢茂樹訳)『ウィトげンシュタインの講義―1932-1935年―』か,②WITTGENSTEIN: Lectures on Aesthetics (英語原文)かのいずれか一方を,参加者の関心の所在に応じて選定し,それぞれ異なった主題についての特異な主張を理解してもらうよう努める。 |
授業の方法 | 毎回輪番方式で,あらかじめ予習してきた教材の内容について研究報告をしてもらい,質疑応答や討論や補足説明を行う。 |
履修条件 | なし(ただし,重複説明の煩を避けるため,前期の「倫理学特殊講義1」を履修していることが望ましい) |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 各回10ページほど教材を読み進んでいく予定であるから,参加者全員が事前学習を励行し,輪番担当者だけの負担にならないよう留意すること。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス:教材の出自や特徴についての説明,いわゆる「中期ウィトゲンシュタイン」についての概括的解釈,次回からの提題報告者の選定など |
2 | (かりに邦訳本『ウィトゲンシュタインの講義』を教材として選定した場合の予定:)「哲学1932-33年」の1-8節 |
3 | 同9-12節 |
4 | 同13-16節 |
5 | 同17-21節 |
6 | 同22―25節 |
7 | 同26―32節 |
8 | 同33―35節 |
9 | 「黄色本」1-3節 |
10 | 同4-8節 |
11 | 同9-10節 |
12 | 同11-15節 |
13 | 同16-18節 |
14 | その他の講義録についての説明と「後期思想」との関係についての討論 |
15 | 総括と反省 |
その他 | |
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教科書 | アリス・アンブローズ編(野矢茂樹訳) 『ウィトゲンシュタインの講義 ケンブリッジⅠ932-1935年 (講談社学術文庫)』 講談社 2013年 第Ⅰ版 Cyril Barrett (ed.), WITTGENSTEIN: Lectures and Conversations on Aesthetics, Basil Blackwell, Oxford, 1970 教科書は和書か洋書いずれか一方を院生参加者諸君が選ぶことにする。和書を選ぶ場合には,第1回目の会合後に各自書店であらかじめ購入しておくこと(定価:本体1500円)。洋書を選ぶ場合には,英語原文をコピーして,教場で配布する予定(無料)。 |
参考書 | 参考書や必要な資料などは,教場で適宜紹介ないし配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) この授業は,いわば演習方式を採って進行させるべきものであるから,授業登録した諸君の出席を必要とする。平常点と授業参画度を重視するのはそのためである。そのかわり,テストやリポート提出などを要請しない。 |
オフィスアワー | 授業を行う火曜日の昼休み期間(12:10-13:00)に哲学科事務室(11F)で。ただし,事前にアポイントメントをとっていただけると有り難い。 |