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科目名 | 倫理学特殊講義1 | ||||
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教員名 | 藤本 隆志 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』その他を読み解きながら,このひとの人物と思想についての理解を深め,かつまた,そのことを介して西洋の論理と倫理と美学の相貌を展望できる視点を獲得すること。 |
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授業のねらい・到達目標 | 上記の「大風呂敷」に包み込めるたくさんの論点や知見や問題点を批判的に吟味できるようになること。 |
授業の方法 | 毎回提題当番を決め,担当するテキストの部分について検討結果を報告してもらい,その報告内容の是非をめぐって質疑応答や討論を行う。必要となる現代論理学についての知識は,担当教員が適宜教授していく。 |
履修条件 | なし(ただし,積極的に授業参画する意欲のないひとは授業登録しないほうがいい) |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回提題当番に担当してもらうテキストの範囲を指定し,その範囲を授業参加者全員が事前に検討しておくことが求められる。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス:教科書・参考書の指定および配布,ウィトゲンシュタインや,古典論理と数理論理の基本構想などについての解説。 |
2 | 『論理哲学論考』の読み始め |
3 | 同2回目 |
4 | 同3回目 |
5 | 同4回目 |
6 | 同5回目 |
7 | 同6回目 |
8 | 同7回目 |
9 | 同8回目 |
10 | 同9回目 |
11 | 『ウィトゲンシュタインとウィーン学団』の一部 |
12 | 『哲学的考察』の一部 |
13 | 『哲学的文法』の一部 |
14 | 『青色本』の一部 |
15 | 総括と展望 |
その他 | |
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教科書 | 藤本隆志 『ウィトゲンシュタイン (講談社学術文庫)』 講談社 2007年 第9版 この書物は,出版社の方針により,一冊で人物と思想が概観できるよう編集されているから,ウィトゲンシュタインに初めて接しようとする読者には必要最低限の情報を提供する。また,今回著者が授業担当者であるから,授業参加者には市販定価の半額以下(500円)で頒布する。 |
参考書 | Ludwig Wittgenstein, Tractatus Logico-philosophicus, Routledge & Kegan Paul Ltd, 1922 ウィトゲンシュタイン(野矢茂樹訳) 『論理哲学論考 (岩波文庫)』 岩波書店 2003年 第Ⅰ版 今後本格的にウィトゲンシュタインを研究しようとする院生諸君は,上記の洋書原本のうち独英対訳版を手元に備えるべきである(独英対訳版は同じ出版社から2種類刊行されているが,ペーパーバック版の出ているC・K・Ogden訳のほうでよい)。また,邦訳本には,ウィトゲンシュタインに心酔した訳者による訳注や解題がたくさん収録されている。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) これまで授業担当者は授業参加者の出席の多寡ごときを無視してきたが,今学年度は停年前の最期の授業になるので,初心にかえって「授業参画度」にも充分配慮することにする。 |
オフィスアワー | 授業を行う火曜日の昼休み時間帯(12:10~13:00)に哲学科事務室(11F)で。ただし,事前に面談の予約をしておいていただきたい。 |
備考 | この授業は後期の「倫理学特殊講義2」に続く。 |