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科目名 | ドイツ文学演習5 | ||||
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教員名 | 大羅 志保子 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 作家が作家について書いた博士論文―マルティン・ヴァルザーのカフカ論を読む |
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授業のねらい・到達目標 | 昨年度は、P.ハントケと Th.ベルンハルトに照準を合わせてドイツ語圏現代作家のカフカ受容を考察したが、今回扱うテーマも、広義には、著名なドイツ人現代作家のカフカ受容のひとつと解しうる。周知のようにマルティン・ヴァルザーは、戦後西ドイツ社会の復興に伴う腐敗を批判的に作品化した作家の旗手的存在であるが、その彼が、1951年にテュービンゲン大学で学位を取得した本論文では、あえてそのような現実社会との比較を避け、その比較に起因する作品外在的な方法論に基づいた(あるときは精神分析学的に、あるときはマルクス主義的に、あるときは実存主義的にといった)カフカ解釈と決別し、一途に作品の読みに沈潜し、そこからカフカ作品の根本的な構造を明らかにしている。本授業では、こうした作家ヴァルザーの手法を検討することが狙いである。 |
授業の方法 | ガイダンス時、または、授業の進行状況に応じて適宜教材をプリント配布します。受講者は、テキストの音読も含め充分下調べをして授業に臨んでください。各自に発表してもらいます。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス: 授業の進め方についての説明と、受講者の研究テーマについて話してもらいます。 |
2 | Zur Einführung |
3 | Der Dichter und die Dichtung |
4 | Das Erzählen selbst |
5 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 1.Vorbemerkung 2.Parallelfiguren |
6 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 3.Kollektive 4.Begleiter |
7 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 4.Begleiter 5.Frauen |
8 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 5.Frauen 6.Feinde |
9 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 6.Feinde 7.Die Gegenwelt selbst und ihre Vertreter |
10 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 7.Die Gegenwelt selbst und ihre Vertreter |
11 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 7.Die Gegenwelt selbst und ihre Vertreter |
12 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 8.Gruppenbildungen |
13 | Die Funktionalität der Figuren als ihre Charakteristik: 9.Verdinglichung |
14 | 使用教材の購読並びに検討・熟考により、授業テーマについて得られた見解を纏めてもらいます。 |
15 | 補足と総括 |
その他 | |
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成績評価の方法及び基準 | 平常点(80%)、授業参画度(20%) 平常点とは、授業に備えての予習や授業時の発表の総合評価のことです。 |
オフィスアワー | ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。 |