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社会変動の社会学1

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科目名 社会変動の社会学1
旧カリキュラム名 社会変動の社会学1
教員名 松橋 達矢
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 「未来」とのかかわりから社会変動を考える
授業のねらい・到達目標 近代社会の成立とともに誕生した「近代の学」としての社会学が、前近代との比較のもとでその特質を解明するものである以上、すべからく社会変動の動因とその随伴的帰結の分析を当初から課題としてきた。本講義では、社会変動論における「いま・ここ」からみた「未来」との関係(とりわけ反現実としての「未来」)を補助線に、社会、経済、政治、文化にわたる諸領域の構造的変化を広く対象とする社会変動論の考え方と、近代社会の構造的特質について理解することを目的としている。世界ないし社会システムの構造が揺らぎ、見通しにくく不透明さを増した現代社会の姿について、過去、そして未来との関係から自分なりに考察を深めていくことが最終的な目標となる。
授業の方法 パワーポイントを用いての講義形式で行う。なお授業では、各テーマに応じた写真や映像を用いるとともに、コメントシートなどを通じて可能な限り双方向的な遣り取りを心がける。
履修条件 特になし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業計画は進行の度合いや内容の多寡によって前後することがある。
なお、高校の「世界史」「政治・経済」「現代社会」の教科書を事前に読んだ上で、新聞やニュース等に目を通しておくと、講義の理解を助ける。
授業計画
1 イントロダクション:社会変動論は何を問題にしてきたか?
2 「反現実」としての「未来」(1):サン・シモン/コントと「ユートピア」
3 「反現実」としての「未来」(2):スペンサーと進歩史観
4 「反現実」としての「未来」(3):社会進化論と「ディストピア」
5 「反現実」としての「未来」(4):マルクスと未来社会
6 「反現実」としての「未来」(5):テンニース/ドイツ社会学が見た「未来」
7 「反現実」としての「未来」(6):「未来」への希望と幸福の役割
8 「反現実」としての「未来」(7):「総力戦体制」の成立と「未来」の変容
9 「反現実」としての「未来」(8):「マシン・エイジ」の「夢」と大衆
10 「反現実」としての「未来」(9):「アメリカ」という「夢」①:アメリカ的ライフスタイルとディズニー
11 「反現実」としての「未来」(10):「アメリカ」という「夢」②:脱工業社会から未来社会へ
12 「現実への回帰」としての「未来」
13 社会変動論をめぐる重要事項の確認
14 課外学習:身のまわりの出来事から社会変動のモデルを考える
15 まとめ:「未来」から社会変動を考える
その他
教科書 授業開講時に指示する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%)
平常点は、出席状況およびコメントシートの内容から評価する。
オフィスアワー 授業時に指示する。

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