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ドイツ文学演習1

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科目名 ドイツ文学演習1
教員名 大羅 志保子
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ キャリア・ウーマンの大いなる望み―ペーター・ローザイの小説『マダム・シュテルン』にみる野望の顛末
授業のねらい・到達目標 1946年ウィーン生まれの作家 P.ローザイの最新作『マダム・シュテルン』(Peter Rosei: "Madame Stern" 2013)は、未だ記憶に新しい世界金融危機などに象徴される現代社会の頽廃・腐敗した状況を背景に、一人の野望に満ちた女性の興亡を、ローザイ特有の簡潔な文体と筆致で描いたものである。質素な家庭環境に育った女性主人公が、玉の輿に乗り、銀行で頭角を現し、やがては上流社交界に出入りするまでになる。こうした主人公マダム・シュテルンの野望の顛末を辿りながら、ドイツ語独特の表現を体得するとともに、ローザイ文学における現代社会に翻弄される人間の描き方を検討するのが、本授業の目標です。
授業の方法 初回ガイダンス時、そのあとは授業の進行状況に応じて適宜、教材をプリント配布します。受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。その前提のもと、なるべく多くの人に発表してもらいます。発表者以外の受講生も全員、質問に答えるという形で授業に参加してもらいます。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 ガイダンス: 前期授業内容概説並びに作家ペーター・ローザイの紹介
2 Vorspiel
3 Vorspiel
4 Verworrene Verhältnisse
5 Verworrene Verhältnisse
6 Verworrene Verhältnisse
7 Verworrene Verhältnisse
8 Verworrene Verhältnisse
9 Verworrene Verhältnisse
10 Krisis
11 Krisis
12 Krisis
13 授業内試験(1)
14 授業内試験(2)
15 試験の解説と補足
その他
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
第13回もしくは第14回に授業内試験を行う。
オフィスアワー ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。

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