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科目名 | エッセイ演習2 | ||||
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旧カリキュラム名 | エッセイ演習2 | ||||
教員名 | 前島 洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | John Dougillの手によるPopular Classics of English Literature を手がかりに、英文学科生として 必読のイギリス文学作品に触れる。参考文献を引用しながら論理的な文章を書く訓練を重ねる。 |
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授業のねらい・到達目標 | Virginia Woolfのエッセイ論に与し、「エッセイを楽しく読むこと」を本授業の狙いとする。英国の15名の作家と作品を取り上げて解釈を付したDougillのエッセイは、(程度の差はあれ)文学に興味を持つ学生にとっては卒業論文で扱う作家選択の一助となろうし、他の分野に興味を持つ学生にとっても、英文学科生として身につけておくべき内容を含んでいるという点で益が多い。また、毎月課されるレポートの作成を通じて、問題点を自ら設定し、関連する参考文献を読み、説得力のある文章を書くという(ある意味で)基礎的ではあるが訓練を必要とする技術の習得を目指す。 |
授業の方法 | 受講者による発表形式(輪読)で、以下の通り進める。 (1)6ページ程度からなる英文を1人1段落ずつその場で当て、音読と訳読を行う。<英語力の養成> (2)小テストで予習の程度を確認するので、進度に関わらず各自で教科書を読み進めてほしい。 |
履修条件 | (1)総授業数の3分の2以上の参加が可能であること。 (2)予習に膨大な時間をさけること。 (3)レポート作成に際しては、コピペなどの卑しい行為を慎み、参考文献をもとに自力で完成させる覚悟(忍耐力)を持っていること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | (授業内での訳読は事前割当制ではないので)少々癖のあるテキストの英語を事前に読んでおくことはもちろんのことだが、原作を邦訳でも構わないので読んでおかないと、課題のレポート作成の際に大きな支障が出てくることが予想される。 進度によっては、映画などの視覚教材を利用することもある(かもしれない)。 |
授業計画 | |
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1 | C. Bronte, Jane Eyre その1 |
2 | C. Bronte, Jane Eyre その2 |
3 | C. Bronte, Jane Eyre その3 / E. Bronte, Wuthering Heights その1 |
4 | E. Bronte, Wuthering Heights その2 |
5 | E. Bronte, Wuthering Heights その3 |
6 | L. Carroll, Alice in Wonderland その1 |
7 | L. Carroll, Alice in Wonderland その2 |
8 | L. Carroll, Alice in Wonderland その3 / R. L. Stevenson, Dr. Jekyll and Mr. Hyde その1 |
9 | R. L. Stevenson, Dr. Jekyll and Mr. Hyde その2 |
10 | R. L. Stevenson, Dr. Jekyll and Mr. Hyde その3 |
11 | A. C. Doyle, Sherlock Holmes その1 |
12 | A. C. Doyle, Sherlock Holmes その2 |
13 | A. C. Doyle, Sherlock Holmes その3 / B. Stoker, Dracula その1 |
14 | B. Stoker, Dracula その2 <課題> |
15 | B. Stoker, Dracula その3 |
その他 | |
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教科書 | John Dougill, Popular Classics of English Literature, Eihosha, 2009 巻末には日本語による詳しい注が付いているので参考にしたい。 |
参考書 | 山内久明・高田康成・高橋和久 『イギリス文学』 放送大学教育振興会 2006年 木下卓・窪田憲子・高田賢一 『英語文学事典』 ミネルヴァ書房 2007年 Birch, Dinah (ed.), The Oxford Companion to English Literature, Oxford University Press, 2009, 7 edition その他、必要に応じて授業内で随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(15%)、レポート(40%)、授業参画度(15%)、小テスト(30%) 10月、11月、12月、1月に1本ずつのレポート提出を求めます(日本語で各2,000字程度, 1月のレポートは4,000字)。ただし、コピペと判断されるレポートは評価対象外とします。 通常の意味での試験は行いませんが、毎月2回程度の予習確認小テストを行います(計6回)。 |
オフィスアワー | 月曜日または火曜日に7号館3階の教員研究室にて。 開講時に指示する連絡方法を通じて、事前にアポイントメントをとること。 |
備考 | 「エッセイ演習」という授業名から、エッセイを書く授業を連想する向きもあるかもしれないが、本授業の最終目標は次年度の卒業論文執筆への橋渡し---参考文献の調べ方や卒業論文の書き方の習得---であって、受講生に求められるのは教科書的な知識の羅列でもなければ感想文でもないことに留意していただきたい。また、相当な勉強量が求められることを覚悟のうえ、受講すること。教科書を忘れた学生、授業中に携帯を使用した学生は自動的に欠席扱いとします。 |