現代教職論

授業テーマ	本授業は、教育職員免許法施行規則に定める「教職の意義等に関する科目」に該当するもので、教職の意義，教師の役割・職務内容等に関する基礎的事項を学ぶための重要な科目である。今日，日本の学校や教師を取り巻く状況には厳しいものがある。授業では教師が抱える課題について考え，教師を様々な角度から捉えて教職への理解を深めていく。それは「学校とは何か」「教育とは何か」といった根源的な問いについて考えることでもある。さらに日本の教師が置かれた状況を国際的な文脈に位置づけ，諸外国の事例を参照しながら，その特性や固有の課題についても考えてみたい。そのなかで教職への自らの適性を見きわめ，適切な進路選択の判断が行えるようにする。
授業のねらい・到達目標	教職の意義や教師の役割，教師像や教師教育の歴史，教師の職務内容（研修，服務，身分保障等）に関する基礎的事項の理解を本授業の目標とする。さらに教職という進路選択に資する各種機会・情報の提供を行い，教師をめざす学生がその進路選択について自ら検討・判断できるようにする。
授業の方法	主に講義形式で行うが、授業のなかではペアワークやグループワークを行うことがある。

その他
教科書	なし
参考書	佐藤晴雄『教職概論―教師を目指す人のために』学陽書房 2010年第3次改訂版前田耕司・佐藤千津『学校学力から生涯学力へ―変化の時代を生きる』学文社 2011年第1版岩田康之・高野和子『教職論』学文社 2012年第1版
成績評価の方法及び基準	平常点(25%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(25%) 各回の授業のテーマに即した課題を提示し、それについてレビューシートに記入してもらうことがある。「平常点」「授業内テスト」「授業参画度」から総合的に判断して評価を行う。
備考	出席は単位認定の前提条件である。