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科目名 | 環境変動学1 | ||||
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旧カリキュラム名 | (上記科目名は2008~2013年度入学者)「第四紀学」(2004~2007年度入学者) | ||||
教員名 | 遠藤 邦彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 過去から未来へ、地球環境変化を解く |
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授業のねらい・到達目標 | 第四紀は260万年前から現在に至る最新地質時代であり、過去、現在、未来を結ぶ重要な時代である。環境変動のメカニズムと、将来の地球環境の予測は、第四紀を通しての地球環境史の理解なくして語れない。その主な研究法と環境変動の周期性、環境変動の速さ、第四紀の地層からなる平野の形成と地盤災害,当面する地球温暖化問題について述べる。 地形や堆積物の年代を決めるテフロクロノロジーの方法は第四紀研究の基礎となる。海底コアや氷床コアの酸素同位体比は環境変動史の最重要な知識である。その上に、第四紀の始まり、気候変動、海面変動、氷河・周氷河変動、植生変動、乾燥地等の環境変動を扱い、未来予測に触れる。特に地球温暖化を含む地球環境問題を地球環境変遷史の中で位置付けること、地盤災害に対する現代的視点を持つことをめざす。 「地球システム科学科」プログラムの学習・教育目標「(D)専門技術」に寄与する。 |
授業の方法 | 液晶プロジェクター,プリントなどを用いて講述する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 原則として毎回の授業の中で前回の内容を含めた小テストを行うので,十分に事前学習をしておくことが必要である. |
授業計画 | |
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1 | 第四紀とはどのような時代か |
2 | マリーンコアと酸素同位体比変化 (1)基礎 |
3 | マリーンコアと酸素同位体比変化 (2)ミランコビッチ・サイクル |
4 | 氷床コアの基礎、 ダンスガード・サイクル |
5 | 大西洋の急激な環境変動 -環境変動の大きさと速さ- |
6 | 氷河変動と周氷河変動 |
7 | 植生変化 |
8 | 湖沼変動 |
9 | 大陸内部の環境変動 -砂漠・レスと黄砂- |
10 | 海面変動 |
11 | 火山噴火と気候変化、テフラとテフロクロノロジー |
12 | 地盤の形成と気候変動・海面変動 |
13 | 完新世および過去1000年間の環境変動 |
14 | 環境変動に関わる課題と達成度の確認 (1) |
15 | 環境変動の将来予測に関わる課題と達成度の確認(2) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 遠藤邦彦・小林哲夫 『第四紀』 フィールドジオロジー9,日本地質学会 町田洋 『第四紀学』 朝倉書店 遠藤ほか 『最終氷期以降の関東平野 (アーバンクボタ 21号)』 クボタ 遠藤ほか 『デジタルブック最新第四紀学』 日本第四紀学会 町田洋・新井房夫 『火山灰アトラス』 東大出版会 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内のテストや提出物に基づき評価する(100%) ・授業中に小テストを行い、その結果を授業中に解説する。成績不良者には再試験を行う。その結果に基づき総合評価を行い、60点以上を合格とする。 ・達成度評価基準は以下の通り。※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 1.第四紀の特徴を理解している(1-4) 2.地球環境変動の主要な特徴を理解している(5-10) 3.テフロクロノロジーに関わる基礎的な問題を理解している(11) 4.地球環境問題の実態、本質と、人類に課せられた課題を理解している(12-15) |
オフィスアワー | 講師室 随時 |