文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 中国語中国文化学科 > 中国現代思想研究2
日本大学ロゴ

中国現代思想研究2

このページを印刷する

科目名 中国現代思想研究2
教員名 小浜 正子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ ジェンダーの中国史(近現代)
授業のねらい・到達目標 中国前近代社会におけるジェンダー秩序にかかわる家族構造、セクシャリティ、男性性と女性性、性別役割分業、権力と資源の配置などが歴史的にどのように形成され変化してきたかを考察する。
授業の方法 講義を主とし、受講生の発言を歓迎する。
授業計画
1 ガイダンス
2 1.清末における伝統的ジェンダー秩序のゆらぎ
(1)纏足廃止論と「中華民族」
3 1.清末における伝統的ジェンダー秩序のゆらぎ
(2)「女国民」と女子教育
4 2.五四新文化運動期~両大戦間期の社会変動と新しい価値観
(1)家族改革・結婚離婚の自由、性道徳論争
5 2.五四新文化運動期~両大戦間期の社会変動と新しい価値観
(2)ミドル・クラスの登場と女性の社会進出
6 2.五四新文化運動期~両大戦間期の社会変動と新しい価値観
(3)革命の進展と放足運動
7 3.社会主義時代のジェンダー秩序
(1)婚姻法と土地改革
8 3.社会主義時代のジェンダー秩序
(2)娼妓改造と厳格な性道徳
9 3.社会主義時代のジェンダー秩序
(3)女性の就業と二重負担、「鉄の娘」
10 3.社会主義時代のジェンダー秩序
(4)「はだしの医者」と計画出産
11 4.改革開放の進展と新たなジェンダー秩序の模索
(1)「一人っ子政策」の問題点
12 4.改革開放の進展と新たなジェンダー秩序の模索
(2)「婦女回家」と主婦の出現
13 4.改革開放の進展と新たなジェンダー秩序の模索
(3)性の自由化と売春の復活
14 まとめ
15 復習と反省
その他
教科書 テキストは授業中に指示する。
参考書 シャルル・メイエール著、辻由美訳 『中国女性の歴史』 白水社 1995年
小野和子 『中国女性史-大変天国から現代まで (平凡社叢書)』 平凡社 1978年
末次玲子 『20世紀中国女性史 (シリーズ20世紀の中国)』 青木書店 2008年
関西中国女性史研究会編 『中国女性史入門-女たちの今と昔』 人文書院 2005年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
コメント[授業で取り上げた内容についてどれだけ具体例を踏まえて考察しているか、授業内の発言やコメントペーパー・レポートから評価する。
オフィスアワー 小浜研究室にて随時(学科事務室を通じて予約すること)。

このページのトップ