東洋史入門

授業テーマ	アジア史研究の基礎的な研究方法と従来のアジア認識の系譜を習得する。
授業のねらい・到達目標	まず、工具書等の利用方法などの、アジア史研究を進めていく上での言わば技術的な知識の習得を目指す。その上で、アジア史研究の今日的課題追究の歴史的前提となる、日本におけるアジア史研究の成立・展開過程を、戦前期中国史研究を事例に把握することを目指す。
授業の方法	講義形成。教科書は使用しないが、適宜、関連資料と関連参考書を掲載した講義レジュメを配布する。
履修条件	なし。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	配布資料と講義レジュメは必ず読解し、不明な用語等は、講義前半で紹介する各種工具書等で確認・理解しておくこと。

授業計画
1	ガイダンス
2	アジア史を学ぶための＜技術＞（１）
3	アジア史を学ぶための＜技術＞（２）
4	アジア史を学ぶための＜技術＞（３）
5	アジア史を学ぶための＜技術＞（４）
6	幕末維新期における中国認識（１）
7	幕末維新期における中国認識（２）
8	日本における東洋史学の成立と展開（１）
9	日本における東洋史学の成立と展開（２）
10	日本における＜アジア主義＞の系譜（１）
11	日本における＜アジア主義＞の系譜（２）
12	中国農村慣行調査と戦前期日本における中国社会調査の到達点（１）
13	中国農村慣行調査と戦前期日本における中国社会調査の到達点（２）
14	到達度の確認
15	講義のまとめ

その他
教科書	使用しない。但し、講義内容に即した講義レジュメと史料を配布する。
参考書	講義時に配布するレジュメに掲載。
成績評価の方法及び基準	レポート(40%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%) 11月中にレポート提出を課した上で、第14回講義で到達度確認（授業内テスト）を行い、その成績に授業参画度をふまえて、評価する。
オフィスアワー	開講時にアナウンスする。
備考	配布資料の講義教室での再配布は行わない。遅刻・欠席者は、史学科研究事務室（2号館8階）で遅刻・欠席理由を述べた上で再配布を受けること。また、講義は中国史研究を中心におこなうため、中国史研究以外の内容に関しては、東洋史概説（粕谷元担当）の並行受講が望ましい。