文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 東洋史特講3
日本大学ロゴ

東洋史特講3

このページを印刷する

科目名 東洋史特講3
旧カリキュラム名 東洋史特講3
教員名 青木 雅浩
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 前近代モンゴル史と遊牧文化
授業のねらい・到達目標 騎馬遊牧民モンゴルは、13世紀に中央ユーラシアに巨大な勢力を形成し、その後も様々な歴史的役割を果たしてきました。しかし、著名な巨大帝国を築いたにもかかわらず、歴史上のモンゴル人の活動には理解し難い点が多く存在します。モンゴル社会の根底にある遊牧文化に対する理解がなければ、モンゴル史を的確に理解することは困難なのです。本講義では、前近代モンゴル史を遊牧文化という観点から分析、解説します。遊牧文化、遊牧社会のあり方を理解しながら、歴史上のモンゴル人の活動を検討することによって、遊牧文化が中央ユーラシア史において持つ意義について考察します。
 なお、モンゴル史では、モンゴル人の活動のみならず、周辺諸勢力との関係も重要な意義を持ちます。そのため、本講義の内容は、中央ユーラシアの諸勢力との関係も視野に入れた幅広いものになります。
 本講義の目標は、受講者が遊牧文化の基礎的知識を習得し、中央ユーラシアの前近代史を、遊牧文化という観点から的確に理解できるようになることです。
授業の方法 講義方式で行います。毎回レジュメを配布し、パワーポイントを使用して授業を行ないます。画像資料も適宜利用する予定です。
事前学修・事後学修,授業計画コメント  中央ユーラシアの前近代史に関する概説書を予め読んでおくことにより、本講義をより深く理解できます。
授業計画
1 ガイダンス
2 モンゴルとは?
3 モンゴルの遊牧
4 古代中央ユーラシアにおける遊牧
5 モンゴル以前の遊牧民勢力とその文化
6 『モンゴル秘史』と遊牧文化
7 遊牧文化から見たモンゴル帝国1
8 遊牧文化から見たモンゴル帝国2
9 帝国期以後のモンゴル遊牧社会
10 ジュンガルと中央ユーラシア
11 清朝統治下のモンゴル社会
12 近代への胎動-モンゴル社会の変容-
13 理解度の確認
14 遊牧社会とは?
15 本講義のまとめ-遊牧民の歴史としてのモンゴル史-
その他
教科書 なし
参考書 なし。但し毎回の講義で適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、平常点(60%)
オフィスアワー 授業終了後に質問に応じます。

このページのトップ