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西洋史特講6

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科目名 西洋史特講6
旧カリキュラム名 西洋史特講6
教員名 高草木 邦人
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 近代ルーマニアの政党政治の誕生と展開
授業のねらい・到達目標 本講義の目的は、二大政党政治の歴史を学ぶことで、その特徴や意義を再考することである。また、本講義では、二大政党政治の代名詞であるイギリスやアメリカではなく、東欧の小国ルーマニアの二大政党政治の歴史を対象とする。先進国ではなく、後進国でかつ民主主義的に「劣った」とみなされたルーマニアに着目することで、二大政党政治に対する理解を深めていく。
授業の方法 当日に配布するプリントや映像資料などを利用しながら、基本的に講義形式をとるが、第5回・第8回・第11回に授業内レポートを課する予定である。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがある。
履修条件 特になし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 下記に指定している事前学習用の教科書、および参考書を読んでおくこと。
授業計画
1 ガイダンス
2 ルーマニアの誕生と政治勢力
3 二大政党(1)保守党の理念と政策
4 二大政党(1)保守党の分裂
5 二大政党(1)保守党と保守民主党
6 二大政党(2)自由党の理念と政策
7 二大政党(2)自由党と寛大派
8 二大政党(2)自由党の急進化と改革
9 二大政党の「外側」(1)急進党と民族民主党
10 二大政党の「外側」(2)社会主義政党
11 二大政党の「外側」(3)農民政党
12 第一次世界大戦と二大政党政治(1)
13 第一次世界大戦と二大政党政治(2)
14 試験
15 両大戦間期における二大政党政治
その他
教科書 ジョルジュ・カステラン(萩原直 訳) 『ルーマニア史 (文庫クセジュ)』 白水社 1993年
上記の教科書は事前学習用の教科書である。教科書に書かれていることを前提に講義を進めるので、事前に読んでおくこと。講義では、各回に配布する資料をもとに授業をおこなう。
参考書 伊東孝之・直野敦・萩原直・南塚信吾・柴宜弘 『東欧を知る事典』 平凡社 2001年 第新訂増補版
ジョルジュ・カステラン(萩原直 訳) 『バルカン世界―火薬庫か平和地帯か (叢書東欧)』 彩流社 2000年
上記教科書とあわせて読むとルーマニア史だけでなく、バルカン全体の知識も獲得でき、よりマクロな視点で理解することが可能となる。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、レポート(30%)
オフィスアワー 開講時に指示する。

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