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科目名 | 考古学特講6 | ||||
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旧カリキュラム名 | 考古学特講6 | ||||
教員名 | 小泉 龍人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | オリエントの社会構造と都市化 |
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授業のねらい・到達目標 | オリエントは、最古の都市誕生をはじめ、つねに古代世界の先端を走ってきた。人類史の足跡が豊富に残されたオリエントのフィールドで、多様な調査研究が継続されている。本授業では、メソポタミアを中心とするオリエントと近隣地域における土器生産、墓制、交易、祭祀などについて、考古学的な研究成果に基づいて詳説していく。また、これら社会構造の諸要素が複雑化していった過程、すなわち都市化の問題についても触れてみる。さらに、オリエントの古代都市を比較するために、インダス文明の関連事項もあわせて扱っていく。 |
授業の方法 | 「考古学特講5」(前期)の講義内容を踏まえて、オリエントの社会構造や都市化についてトピック別に進める。毎回プリントを配布し、おもにパワーポイントを活用する。若干の変更もあり得る。 |
履修条件 | 本授業は専門的な内容のため、「考古学特講5」を履修済みであることが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | あらかじめ以下の参考書を読んでおくと、オリエントの都市化やインダスの古代遺跡について理解しやすいであろう。授業計画は若干の変更もあり得る。 |
授業計画 | |
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1 | 受講ガイダンス、対象地域・時代等の概説 |
2 | 集落から都市まで-オリエントにおける都市誕生のおさらい- |
3 | 土器の起源と展開-焼成技術の進展- |
4 | 土器の製作技術-土器工房と専業化- |
5 | 土器工房址の発掘調査-ダムに沈む古代シリアの遺跡- |
6 | 資源と交易-ラピスラズリの来た道- |
7 | オリエントの遺跡発掘−シリア、エジプトの発掘現場− |
8 | 埋葬儀礼と墓地-墓制から読む社会変化- |
9 | 祭祀と神殿-シンボルを共有するネットワーク- |
10 | メソポタミア踏査紀行-シリア、トルコの遺跡を訪ねて- |
11 | インダス文明の都市-モヘンジョダロ遺跡- |
12 | 謎のインダス文字-印章モチーフと魚の記号- |
13 | ワインの起源を探る‐酔ったノアとブドウ栽培- |
14 | サラット・テペ遺跡-ティグリス川上流域の緊急発掘調査- |
15 | まとめ・予備 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 木村喜博ほか編 『朝倉世界地理講座6 西アジア』 朝倉書店 2010年 第1版 菊池徹夫編 『文字の考古学I』 同成社 2003年 第1版 ほかはプリントにて知らせる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(20%)、授業マナー・リアクションペーパー(20%) 私語等、授業進行の妨げとなる迷惑行為には厳正に対処する |
オフィスアワー | 質問等は授業後、講師室にて20分程度。もしくはメール(ガイダンスにて通知)。 |
備考 | 全体的に成績評価は厳しいので、学習意欲の低い者には不向き。好奇心旺盛な学生を歓迎する。 |