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科目名 | 考古学特講5 | ||||
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旧カリキュラム名 | 考古学特講5 | ||||
教員名 | 小泉 龍人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | オリエントの考古学 |
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授業のねらい・到達目標 | オリエントでは、今から約1万年前までに農耕牧畜が起こり、5千年以上も前に最古の都市が誕生した。戦争に明け暮れた都市国家を経て、帝国の出現において楔形文字や貨幣などが発明された。オリエントはつねに世界をリードし、さまざまな面で現代文明の基礎をかたちづくってきたのである。人類史の貴重なエッセンスが詰め込まれたフィールドであるために、多くの研究者がオリエントの考古学に取り組んでいる。本授業では、古代オリエント世界の歴史を考古学的に解説していく。 |
授業の方法 | 本授業は講義形式で行い、オリエントを中心とした先史および歴史時代の考古学について、トピック別に進める。毎回プリントを配布し、おもにパワーポイントを活用する。 |
履修条件 | 本授業は考古学の専門知識がなくても履修可能だが、古代オリエントの歴史や食文化に興味をもっている学生に向いている。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | あらかじめ以下の参考書に目を通しておくと、カタカナ表記の地名・遺跡名などを理解しやすいであろう。授業計画は若干の変更もあり得る。 |
授業計画 | |
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1 | 受講ガイダンス、対象地域・時代等の概説 |
2 | オリエント横断の旅1-モヘンジョダロからガンダーラまで− |
3 | オリエント横断の旅2−ペルセポリスからローマの道まで− |
4 | 『旧約聖書』の舞台-「バベルの塔」と「ノアの箱船」- |
5 | 人類の起源と拡散-ヒトから人間へ- |
6 | 定住生活と農耕牧畜-温暖化と寒冷化への適応- |
7 | ウバイドからウルクへ-世界最古の都市誕生- |
8 | シュメール都市国家-王と戦争- |
9 | アッカド王朝-文字、物流、貨幣- |
10 | ウルとバビロン-官僚制とハンムラビ法典- |
11 | トロイア戦争-ギリシア神話とシュリーマンの発掘- |
12 | パンを食べる-ムギ類の栽培化と動物の家畜化- |
13 | ビールを飲む-生産と消費- |
14 | 学習内容の整理 |
15 | まとめ・予備 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | ブライアン・フェイガン(小泉龍人訳) 『考古学のあゆみ−古典期から未来に向けて−』 朝倉書店 2010年 第1版 小泉龍人 『都市誕生の考古学』 同成社 2001年 第1版 ほかはプリントにて知らせる。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度(20%)、授業マナー・リアクションペーパー(20%) 私語等、授業進行の妨げとなる迷惑行為には厳正に対処する |
オフィスアワー | 質問等は授業後、講師室にて20分程度。もしくはメール(ガイダンスにて通知)。 |
備考 | 全体的に成績評価は厳しいので、学習意欲の低い者には不向き。好奇心旺盛な学生を歓迎する。 |