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科目名 | 考古学特講2 | ||||
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旧カリキュラム名 | 考古学特講2 | ||||
教員名 | 野中 和夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 歴史考古学、災害史を考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | 江戸時代の自然災害は、現代の自然災害でもある。地震、風水害、噴火がどのようなメカニズムで発生し、その災害の実情は。さらに復興は。考古・文献・地理・地質学的視点から広範に学ぶ。 |
授業の方法 | 講義形式。教科書を中心として進行しながら適宜プリントを配布。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 江戸時代の自然災害を、考古学・史学的視点で扱っている著書、文献は少ないので、先は学びの基本がなんであるかということを常に確認しながら受講すること。講義の最後には次回の範囲を言うので、教科書を必ず読んで多くこと。 |
授業計画 | |
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1 | 災害史と歴史学・考古学 |
2 | 江戸時代に発生した自然災害の概要と、資史料を交えた研究方法。 |
3 | 江戸における地震記録の推移と大地震の発生。元禄大地震の房総半島、相模・伊豆における被害状況。 |
4 | 元禄大地震(1703)の江戸での被害状況と復興を示した絵図面・子記録・全石文資料。 |
5 | 大地震を想定した対策としての「地震之間」、資材の確保。 |
6 | 東京低地と洪水。大洪水の歴史。 |
7 | 享保2年(1717)8月の風水害と被害の位置を示した絵図面。復興を考慮した作事方、小普請方の所管分定。 |
8 | 古記録『櫓瓦』にみる浅草橋門・筋違橋門で要した瓦と浅草寺観音堂大棟の在銘鬼瓦・瓦の生産と供給。 |
9 | 宝永4年(1707)、富士山の噴火とスコリアの分布。噴火の被害状況。 |
10 | 酒匂川流域を中心とする噴火の二次被害(氾濫)と治水 |
11 | 天明3年(1783)浅間山の噴火と泥流に埋もれた村。考古史料と村絵図・古文書からの検証。 |
12 | 災害エリアでの復興過程を考古資料と文献史料から考える。 |
13 | 自然災害発生の背景を地球科学的視点で考える。 |
14 | 試験 |
15 | 総括 |
その他 | |
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教科書 | 野中和夫 『江戸の自然災害 (江戸時代史叢書26)』 同成社 2010年 |
参考書 | 講義中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(15%)、14回目に試験(85%) |
オフィスアワー | 月曜日 12:30~13:00 学芸員課程研究室 |