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科目名 | 思想史7 | ||||
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教員名 | 瀧田 寧 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 17世紀前半のイギリス・フランスにおける哲学・思想 |
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授業のねらい・到達目標 | フランシス・ベーコンやルネ・デカルトが提起したいくつかの問題に触れ、それらについて自らも考えてみることを通じて、17世紀前半のイギリス・フランスにおける哲学・思想への理解を深め、その理解した内容を自分なりに説明できるようになることを目標とする。 |
授業の方法 | 配布プリントを読み、解説を加える。プリントの文章は多くの場合、哲学書の一部なので、難解で抽象的である。本講義では、この種の文章を読み、その内容を自分の問題として考えることに慣れていただくことに重点を置く。必要なのは、哲学書との格闘を通じて、そこから何か、自分が考えてみようと思うようなテーマを見つけ出そうという意欲である。講義後には毎回、その意欲を示したコメントを書いていただく。その他、以下の三点についても十分に考慮した上で、履修を検討すること。 1)プリントの文章を、受講生の皆さんにも、順番に音読していただくことがある。 2)講義形式で進めるが、哲学書の一部を一緒に読んでいくことを基本とするので、コメント以外の時間も、読解に伴う色々な作業を求める場合がある。 3)本講義では、ベーコンやデカルトの哲学・思想が17世紀に登場したことの意義を見いだすことに重点を置く。現代的見地から裁くような読解方法は採らない。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | フランシス・ベーコンについては、『ノヴム・オルガヌム』の内容の概略を、哲学史あるいは思想史などの概説書を通じてでもよいので、事前に押さえておくこと。 ルネ・デカルトの『方法序説』については、事前にその概要だけでもつかんでおくこと。 講義後のコメントに記入した内容については、自ら調べたり確認したりして、自分なりに考察を深めておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 17世紀前半の西洋哲学・思想の流れを概観する(1) |
3 | 17世紀前半の西洋哲学・思想の流れを概観する(2) |
4 | フランシス・ベーコンの著作を読む(1)学問の目的 |
5 | フランシス・ベーコンの著作を読む(2)学問の方法 |
6 | フランシス・ベーコンの著作を読む(3)イドラについて |
7 | フランシス・ベーコンの著作を読む(4)イドラについて(続き) |
8 | ルネ・デカルトの著作を(『哲学の原理』を中心に)読む:哲学の概略 |
9 | ルネ・デカルトの著作を(『方法序説』を中心に)読む:学問の目的と方法 |
10 | ルネ・デカルトの著作を(『方法序説』を中心に)読む:「考える私」について |
11 | ルネ・デカルトの著作を(『方法序説』を中心に)読む:「考える」ことの意味を、さらに考察する |
12 | ルネ・デカルトの著作を(『情念論』を中心に)読む:高邁の精神 |
13 | 授業内試験と解説 |
14 | 課題学習 |
15 | まとめ |
その他 | |
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教科書 | なし(毎回、プリントを配布する。) |
参考書 | 講義の中で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業内テスト(50%) 出席者には、毎回コメント用紙を配布する。(ただし、大幅な遅刻者は除く。以下の「備考」を参照。) 各回の講義後に指定するコメントのテーマと行数とで書かれたものだけを、「平常点」の採点の対象とする。 テーマと行数との基準をクリアーしたコメントは、次に、「授業の方法」欄に書いたような意欲が示されているか、といった基準で採点される。 したがってコメントには、各回の学びを、自らの「次」なるステップにつなげようとする意欲を示していただく必要がある。これらの基準を満たしていないコメントは、減点する。 「平常点」は、教室に存在していることを示すだけの「出席点」とは異なるので、十分に注意すること。 |
オフィスアワー | 授業後、教室にて受け付ける。 |
備考 | 「平常点」の対象となるコメントは、受講生自身の問題意識を整理するために書いていただくものである。 講義の進め方等に関しては、コメント用紙に記入せず、オフィスアワーに直接相談に来ること。 またコメントは、質問票ではないので、講義中に浮かんだ疑問は、自ら図書館等で調べるか、講師に直接聞きに来ること。 なおコメントは、各回の講義内容全体を踏まえて書いていただくものなので、大幅に遅刻した者には、用紙を配布しないことがある。 |