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科目名 | 宇宙科学 | ||||
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旧カリキュラム名 | 宇宙科学 | ||||
教員名 | 中嶋 浩一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 恒星の研究から見えてくる宇宙 |
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授業のねらい・到達目標 | 空に見える天体、特に「恒星」について、現代天文学の描く自然観を理解し、かつ自分のことばで説明できることを目標とする。またそれに必要となる物理学的基礎知識なども理解し応用できるようにする。さらに、これらの知識に基づいて、夜空に示される自然の意味を読み取れるようになる。 |
授業の方法 | 授業の目的が知識の学習中心であるので、一方的な講義形式が主体となる。ただし、後述の「解答票」にいろいろな質問事項や感想を記入してもらうことによって、受講者との意思の疎通を図ることを考える。またインターネットを活用、あるいは課題レポートを課すことによって、自学自習を推進する。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 教科書と、それに関連した web ページがあるので、指定された部分を事前に予習すること。また疑問点については毎回「解答票」に記入し、web ページなどでの回答に目を通しておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | 講義の概略、目的、進め方、成績評価法について解説。また、最近の星空の話題について説明。 |
2 | 天体の基礎知識について。具体的には、理科年表の星座の表の説明、天体位置の表現方法、天球の概念、天の赤道、黄道、など。 |
3 | 天体の運動について。黄道上の太陽の運動、月・惑星の運動、星占いの星座、歳差運動、分点年、など。 |
4 | 理科年表のおもな恒星の表の説明、またそれに付随する天体物理の基礎知識の説明。具体的には、「光」の物理、温度と色、スペクトル、ドップラー効果、恒星の呼称、恒星の等級、スペクトル型、固有運動、視線速度、など。 |
5 | 主な恒星の表(続き)。恒星の距離とその測定方法、絶対等級、など。および、理科年表の近距離の恒星の表の説明。絶対等級からわかる宇宙の姿、連星、不可視伴星、白色矮星。 |
6 | 恒星界の多様性。具体的には、いろいろな連星、変光星、明るい星暗い星、高温の星低温の星、巨大な星小さい星、理科年表の恒星の物理的諸量の表の説明。 |
7 | 恒星界の規則性。脈動変光星の周期光度関係、HR図、HR図の意味と恒星の分類、星団のHR図。 |
8 | 星雲・星団・銀河などの「非恒星状天体」について。非恒星状天体のリスト「メシエカタログ」を見る。 |
9 | 恒星とは何か、恒星の内部構造理論の説明。レーン・エムデンの理論、エディントンの理論、ベーテ・ワイゼッカーの核融合反応理論。恒星の質量光度関係。 |
10 | 恒星の誕生と成長の理論。暗黒星雲からの恒星の誕生、生みの苦しみ、星の成長の林理論。 |
11 | 惑星系の形成の理論。太陽系形成の林理論、冥王星問題と、最近の太陽系研究。 |
12 | 主系列星の特徴と恒星の老化の理論。ヘリウム中心核、殻燃焼、ヘリウムの核反応、超新星爆発、白色矮星。 |
13 | 恒星の最期の理論。超新星爆発とニュートリノ、小柴先生とカミオカンデ、元素の起源。 |
14 | 到達度の確認のため授業内試験と解説を行う。 |
15 | 講義内容の整理、授業内試験の解答解説。 |
その他 | |
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教科書 | 中嶋浩一 『天文学入門 -- 星とは何か』 丸善 2009年 第1版 |
参考書 | 国立天文台編集 『理科年表』 丸善 2012年 (部分的に参照、必要な部分はプリントで配布) |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、レポート(10%)、授業内テスト(10%) 授業内テストは、小規模のものを毎回実施し、解答を所定の「解答票」に記入して提出する。また宿題レポートを課し、レポート点として採点する。授業内テストおよびレポートは、それぞれ30%満点として採点し、10%を超える超過分は試験の不足分の補填に利用する。詳しくは講義の中で説明。 |
オフィスアワー | 講義の後、1時間程度、講師控え室にて。 |